こんにちは、atabowsです。
現在、atabowsは高リスク資産投資のカテゴリーにて、FXのスワップ運用とFX・CFDのリピート運用を行っています。
2006年にFXを始めてから20年が経ち、試行錯誤の末、2022年から現在のスタイルに落ち着きました。各運用スタイルの投資方針やKPIについては、別の記事で詳しく解説していきます。

というわけで、今回は『26年9月21日~9月25日のFX/CFD運用実績』について報告します。
本記事の目的は以下の通りです。
- 今週の運用実績の振り返り
- 運用実績が運用方針やKPI、月次報告に記載された方針に沿っているかの確認
- 毎週の振り返りの中で運用方針との偏差を確認し、翌週の運用方針へ反映
FX/CFD投資の詳しい投資方針やKPIについては、以下のリンクを参照してください。
それでは、本記事の目次は以下の通りです。
運用実績
それでは、今週の運用実績を振り返ります。
現在、atabowsが行っている取引は以下の通りです。
| 取引区分 | 取引会社 | 備考 |
|---|---|---|
| スワップ系(新興国) | ヒロセ通商 | ・新興国のスワップ狙い ・TRY/JPY、MXN/JPY、ZAR/JPY |
| スワップ系(TRY) | セントラル短資 | ・新興国(TRY/JPY)のスワップ狙い ・裁量取引 |
| リピート系(FX) | 松井証券 | ・主要6通貨 ・リピート取引(自動) |
| リピート系(USD) | GMO外貨の外貨ex | (運用停止中) |
| リピート系(CFD) | GMO外貨の外貨exCFD (以下、外貨ex(CFD)) | ・日本225のCFD ・リピート取引(手動) ・裁量取引 |
それぞれの役割や狙いは異なりますが、全体として「安定したフロー収入+資産の積み上げ」を目指しています。
なお、裁量取引については少額運用のため、集計上はそれぞれ主取引の区分に含めて計算しています。裁量取引の収益構成比が10%程度に達した時点で、集計方法を変更する予定です。
未使用率(KPIの達成状況)
まずは、リスク管理の指標である未使用率(FX/CFD総資産に占める未使用金の割合)を確認します。

- スワップ系:50.6%
- ヒロセ通商:47.2%
- セントラル短資:48.5%
- 外貨ex(FX):100.0%
- リピート系:57.4%
- 松井証券※1:対象外
- 外貨ex(CFD):57.4%
- 合計:53.6%
2026年は未使用率KPIを40%で統一しました。今週もすべての区分でKPIをクリアしています。
注)※1:松井証券での取引分(リピート系(FX))は、『為替王』さんの『リピートFX資金目安』に基づくため対象外
また、リピート系取引については、どれだけの評価損益を抱えているかを評価損益率にてモニターします。これにより、リスクを回避するとともに、将来的な運用方針の判断材料にします。
このうち、リピート系(CFD)に関しては、運用のシンプル化を目的として、設定内容の見直しを行いました。詳しくは『2026年下半期(7~12月)の運用方針』をご確認ください。

- 松井証券:▲7.3%
- 外貨ex(CFD):15.1%
- リピート系合計:12.0%
リピート系合計での評価損益率は15.1%(106万円)となりました。日経平均が牽引してくれています。
運用益
次に、今週の運用益を確認します。

- スワップ系:72,207円
- ヒロセ通商:40,357円
- セントラル短資:31,850円
- リピート系:27,691円
- 松井証券:1,507円
- 外貨ex(CFD):26,184円
- 合計:99,898円
今週の合計運用益は99,898円となり、目安レンジ(120,000〜159,000円※2)を下回りました。先週、今週分のスワップポイントを先取りしていた影響で、久しぶりに10万円台を割り込みました。
注)※2:運用益合計の目安は総資産に対して月利3.0~4.0%を週ベースに換算した金額
週間運用益推移
最後に、週間運用益の推移を確認します。各口座の実績を棒グラフ、直近13週(3ヶ月)の平均を折れ線で示しています(カッコ内は過去最高益)。

短期的には波がありますが、長期的には右肩上がりを目指しているため、平均値の動きにも注目しています。「今週はどうだったか?」だけでなく、「この3ヶ月の流れはどうか?」という視点も大切にしているところです。
9月の累計運用益は471,702円(月利2.8%)となりました。残り3営業日となりましたが、月利3.0%越えに向けてラストスパートを期待しています。
裁量取引の実績
前述の通り、裁量取引については運用損益が少額のため、集計上はそれぞれ主取引の区分に含めて計算しています。
裁量取引の取引ルールについては、『リピート系(CFD)裁量取引ルール』を参照してください。
裁量取引の実績については、『「リピート系(CFD)」&「裁量取引」の定期報告』をご参照ください。
口座資産
資産の推移は、週次の運用益以上に「運用の安定性」や「積み上げの実感」を得るうえで大切な指標です。ここでは、評価損益・FX/CFD総資産・口座清算価値の3項目を確認します。

- 評価損益:569万円
- FX/CFD総資産:1,709万円
- 口座清算価値:1,739万円
口座清算価値とFX/CFD総資産※3の差額(30万円)が為替損益とCFDの評価差益の合計です。評価損益は、これと未実現スワップポイント(539万円)の合計となります。
今週も「総資産 < 口座清算価値」の構造をキープすることができました。
注)※3:FX/CFD総資産とは、FXおよびCFDの口座資産と未実現スワップポイント(SWP)の合計を指します。ヒロセ通商とセントラル短資の場合、スワップポイントは毎日口座に反映されるのではなく、ポジションをクローズした場合、もしくはスワップポイント振替を選択した場合にまとめて反映されます。
スワップ運用益の見通し
スワップ運用は、時間を味方につけて資産をじっくり育てるスタイルです。 現状の運用状況から、月間の運用益見込みを確認しておきます。
月間スワップ運用益の見込み
直近4週間の平均値をもとに算出した、1ヶ月あたりのスワップ運用益の見込みは以下の通りです。

月間のスワップ運用益見込みは約43.3万円です。今後も、むやみに建玉を追加するのではなく、『2026年下半期(7~12月)の運用方針』の通りスワップ系月利が4.5~5.0%に収まるように追加のタイミングを調整していく予定です。
翌週の運用方針
次に、翌週の運用方針を決定するパラメータの状況を確認します。運用方針を決めるにあたって遵守するルールは、『2026年下半期(7~12月)の運用方針』を参照ください。
今週の取引終了時点において、それぞれの月利は下記の通りです(カッコ内は月末時点の月利予想※4)。
- スワップ系月利:4.3%(月利予想 4.7% ≒ コア目標:4.5~5.0%)
- リピート系月利:1.1%(月利予想 1.3% < コア目標:2.0~2.5%)
- 合計月利:2.8%(月利予想 3.0% ≒ KPI:3.0~4.0%)
この結果を踏まえて、翌週(以降)の運用方針は以下とします。
注)※4:月利予想は、当月実績を経過日数(スワップ系)/経過営業日数(リピート系)の比率で月末まで按分して算出しています。
【スワップ系】
スワップ系月利のコア目標 4.5~5.0%の達成を目指して、以下の対応とします。
- ヒロセ通商:「建玉追加」を実施しない
- セントラル短資:「建玉追加」を実施しない
【リピート系】
合計の月利KPI下限の3.0%以上を目指して、以下の対応とします。
- 松井証券:必要に応じて「レンジの追加設定」を実施
- 外貨ex(CFD):「中期建玉の決済による利益調整※5」は9月29日の時点で判断する
まとめ
今週の総括および翌週の方針です。
今週の総括
- 未使用率:全区分でKPIクリア
- スワップ系:50.6%
- リピート系:57.6%
- 合計:53.6%
- 運用益:目安のレンジを下回った
- スワップ系:72,207円
- リピート系:27,691円
- 合計:99,898円
- 9月の累計運用益471,702円(月利2.8%)
- 口座資産
- 評価損益:569万円
- FX/CFD総資産:1,709万円
- 口座清算価値:1,739万円
- 月間のスワップ運用益見込み:433,242円
翌週の方針
- 「リスク対策」継続実施中!
- スワップ系
- ヒロセ通商:「建玉追加」を実施しない
- セントラル短資:「建玉追加」を実施しない
- リピート系
- 松井証券:必要に応じて「レンジの追加設定」を実施する
- 外貨ex(CFD):「中期建玉の決済による利益調整」は9月29日に判断する
おまけ(リピート系(CFD)/ 中期建玉の決済ルール)
atabowsは、FX/CFDによる取引を長期資産運用の一環として行っています。そのためには、
- 持続可能であること(とにかく退場にならないこと)
- 再現性があること(安定してフロー収入が得られること)
- 充実した取引ができていること(ワクワクする取引手法であること)
がとても重要になってきます。
そこで、ここでは運用の見直しにつながるような検証を、さまざまな切り口で進めていきたいと思います。
というわけで、今回のお題は『リピート系(CFD)/ 中期運用建玉の決済ルール』とします。
過去の検証内容は、こちらの巻末に一覧があります。
背景:リピート系の単月目標未達と「利益調整」の悩み
現在(8月26日時点)、9月度の月利見通しは以下の通りとなっています。
- スワップ系月利: 4.3%(月末予想 4.7% ≒ コア目標 4.5〜5.0%)
- リピート系月利: 1.1%(月末予想 1.3% < コア目標 2.0〜2.5%)
- 合計月利: 2.8%(月末予想 3.0% ≒ KPI 3.0〜4.0%)
スワップ系が好調に推移している一方、リピート系はレンジ相場の落ち着きもあり回転が鈍く、単体でのコア目標である2.0%に届かない見通しです。
外貨ex(CFD)の運用ルール上、「月利が足りない場合に含み益の乗っている中期建玉を決済して利益を積み増す(利益調整を行う)」という選択肢があります。しかし、「単月のKPIに届かないからといって、果たして本当に中期建玉を崩して利確すべきなのだろうか?」という疑問が湧きました。
そこで今回は、「2027年末のxFIRE到達目標」から逆算した必要月利を算出し、足元の利益調整の要否と、今後の明確な「決済トリガールール」を検証・設計してみました。
2027年末の目標から逆算する「必要複利月利」
2026年8月末時点を起点とすると、ゴールである2027年12月末までは残り16ヶ月です。
利益を元本に再投資していく複利運用を前提に、各区分で毎月何パーセントの月利が必要なのかを試算しました。
| 取引区分 | 2026年8月末 資産額 | 2027年末 目標額 | 必要増加額 | 必要月利(複利) |
|---|---|---|---|---|
| スワップ系 | 8,860,030 円 | 14,000,000 円 | 5,139,970 円 | 2.90% |
| リピート系(CFD) | 7,014,385 円 | 9,000,000 円 | 1,985,615 円 | 1.57% |
| リピート系(CFD) 予備費50万円込※5 | 7,014,385 円 | 9,500,000 円 | 2,485,615 円 | 1.91% |
| 合計(総資産) | 16,987,261 円 | 25,000,000 円 | 8,012,739 円 | 2.44% |
注)※5:リピート系(CFD)は、予備費の不足分50万円の追加を想定した「950万円」のケースも併記。
試算の結果、以下の事実が確認できました。
- リピート系(CFD): 予備費50万円を上乗せした950万円目標であっても、必要な複利月利は1.91%。単月目標として意識している「2.0〜2.5%」を下回るペースでも達成可能です。
- 全体合計: 総資産2,500万円の到達に必要な複利月利は2.44%(月換算で約41.5万円の利益)。一方、合計月利のKPIは3.0~4.0%としていることから、合計の月利「3.0%」を必達目標とおきます。
複利3.0%で回した場合の資産インパクト
もしポートフォリオ全体で、目標KPIである「複利月利3.0%」を16ヶ月間維持できた場合、資産推移はどうなるかも確認しておきます。
- 起点総資産(2026年8月末): 16,987,261 円
- 16ヶ月後の総資産(2027年12月末): 27,259,567 円
- 期間累計利益: +10,272,306 円
- 目標(2,500万円)との差額: +2,259,567 円(大幅超過達成)
月利3.0%の複利ペースを維持できれば、2027年秋(9〜10月)頃には目標の2,500万円を前倒しで達成し、年末には約2,726万円に達します。
今月の結論:中期建玉の決済判断は9月29日に持ち越し
以上の検証を踏まえると、長期ゴールから逆算した必要月利(全体2.44%、CFD単体1.91%)に対して、足元のペースは概ね良好な水準を保っています。
ただし、今月については合計月利予想が3.0%前後と、KPI下限ぎりぎりのラインに位置しています。8月のように「必達ラインを大きく上回っている」とまでは言えない僅差の状況であるため、感覚での判断は避け、あらかじめ定めたルールに従って機械的に判断することとします。
具体的には、9月29日時点で合計月末月利予想がKPI下限の3.0%に届く見込みであれば、中期建玉はホールドを継続します。一方、届かない見込みとなった場合は、以下の「利益調整ルール」に基づき、中期建玉の一部を決済して不足分を埋めます。
中期建玉を取り崩す「利益調整ルール」の条件設計
感覚やその場の思いつきで決済してしまわないよう、客観的な数値に基づいたルールをあらかじめ設計しました。
中期建玉を利益調整として取り崩すトリガー条件は、以下の3つの基準をすべて満たした場合に限定します。
- 全体条件(判定タイミングとトリガー水準):毎月25日前後の判定時点で、ポートフォリオ合計の月利予想が「KPI下限の 3.0%」を下回る見込みであること
- 対象建玉条件(クオリティの担保):中期運用カテゴリーの建玉のうち、「目標利幅(0.3枚のとき3,000円)」を超えている建玉のみを対象とすること
- 規模条件(必要最小限の充当):合計月利2.5%に届かない不足分を埋めるための「最小限のLot(建玉数)」のみを決済し、残りは保有を継続すること
まとめ
今回の検証とルール設計から得られたポイントは以下の通りです。
- 長期ゴールからの逆算:2027年末の目標達成に必要な月利は全体で2.44%、CFD(予備費込950万円)単体でも1.91%。足元のペースを保てば十分に射程圏内にある
- 今月の中期決済は9月29日判断:合計月利予想がKPI下限の3.0%ぎりぎりの水準にあるため、9月29日時点で3.0%達成が見込めない場合は、既定のルールに従って中期建玉の一部を決済し、利益調整を行う
- 取り崩しルールの明確化:「①合計月利2.5%割れ見込み(25日判定)」「②目標利幅(0.3枚で3,000円)超過の建玉」「③不足分を補う最小限のLot」という厳格な3条件を定め、感情に左右されない仕組みを整えた
相場の波に惑わされて単月目標の帳尻合わせに走るのではなく、あらかじめ定めた長期目標とルールに沿って、冷静かつ規律ある運用を続けていきたいと思います。
投資は自己責任でお願いします。
