【バケツ戦略:疑似運用フェーズ|月次報告-32】 26年10月の収支モニタリング(フロー収入によるカバー1.3ヶ月)

FIRE

こんにちは、atabowsです。

atabowsは、高リスク資産投資のカテゴリーにおいて、FXのスワップ運用とFX/CFDのリピート運用を行っています。

2006年にFXを始めてから20年が経ち、試行錯誤の末、2022年から現在のスタイルに落ち着きました。各運用スタイルの投資方針やKPIについては、別の記事で詳しく解説していきます。

当ブログのメインパートであるFX・CFDは趣味と実用を兼ねた運用ですが、今後、労働収入からの追加資金投入は予定していません。労働収入から確保した資金は、老後の生活資金に充てます。また、サイドFIREやバリスタFIREといった「ナントカFIRE」(atabowsは『xFIRE』と呼んでいます)用の投資に充てていきます。

一方で、増えた資産はいつか取り崩しステージを迎えます。「足りなかった」はもちろん避けたいですが、「亡くなる時が一番リッチだった」という状況もさみしいものです。つまり資産形成と同じくらい「活用」も大事です。

そこでatabowsは、資産の活用計画として『バケツ戦略』に着目しました。
本記事では、『バケツ戦略』の本格運用に先立つ「疑似運用フェーズ」として、毎月の基礎生活費に対してフロー収入と低リスク資産運用益でどれだけカバーできているかをモニタリングしていきます。

また、当ブログでは、以下3本立てで毎月の運用実績を分析していきたいと思います。

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というわけで、今回は『バケツ戦略:疑似運用フェーズ~26年10月の収支モニタリング~』について報告します。

関連する記事に関しては、以下のリンクを参照してください。

それでは、目次はこちらです。

はじめに

atabowsは2029年に55歳を迎え、予定では第2子のyukaも同年に大学を卒業します。この年までに『バケツ戦略』でいうところの18年分の資産形成を達成することが目標です。

この時期を見据え、『xFIRE』開始前の現段階では、毎月の基礎生活費をフロー収入と低リスク資産運用益でどれだけカバーできているかを確認し、本番の資産取り崩しに向けた準備を進めます。

『バケツ戦略』の考え方については、以下の記事を参照してください。

本検証の位置づけ

『バケツ戦略』で定義した「基礎生活費→想定生活費→生活費」という3階層の管理は、『xFIRE』開始後の本運用を想定したものです。

本記事は『xFIRE』開始前の疑似運用フェーズにあたるため、この3階層構造は適用しません。代わりに、よりシンプルに毎月の基礎生活費(実績ベース)に対して、フロー収入および低リスク資産の運用益でどれだけカバーできているかをモニタリングします。バケツの大きさ(年数)や生活費という基準値への換算は、『xFIRE』開始後に改めて適用します。

モニタリングルール

それでは、モニタリングルールについて説明します。前述のとおり、本検証はあくまで本番の取り崩し前の疑似運用フェーズのため、一部本番とは異なるルールも適用します。

モニタリングルール
  • 毎月の支出:現時点における基礎生活費(実績ベース)のみ
  • 基礎生活費:住宅費(管理費、固定資産税)、水道光熱費、通信費(固定電話、携帯)、保険料(国民共済のみ)、食費・日用品費、交通費、車維持費(カーシェアリング、高速料金)、家電代、(一部の外食や娯楽費といった)ゆとり費

このルールで収支の確認を行い、来るべき取り崩し開始時期にスムーズに運用を始められるよう、モニタリングしていきます。

注)四捨五入の関係で、合計金額が多少合わないこともありますが、ご了解ください。

基礎生活費の推移

前年平均との比較

まずは、基礎生活費について確認していきます。今回のモニタリングでは、支出全体ではなく基礎生活費※1を疑似取り崩し対象としています。その理由は以下のとおりです。

  • 対象外の支出:資産取り崩し開始時期には不要
    • 子供たちの学費・生活関連費
    • atabowsの私的年金の積み立て費用
  • 現状の支出の特徴:将来的には減額方向に向かい、そこからゆとり費を含んだ支出全体をカバー
    • 子供たちの分も含む食費・日用品費
    • 会社員として必要な交際費や被服代等の必要経費を含む
  • 注)※1:社会保険料・税金は対象外:現時点では給与所得からの天引き分・フロー収入の個人納税分を含め、社会保険料・所得税・住民税は基礎生活費に含めていません(詳細は『バケツ戦略』の生活費の定義を参照)。『xFIRE』開始後の生活費についても同様に社会保険料・税を考慮外(控除後)として扱うため、本モニタリングとの整合性を保っています。

それでは、基礎生活費の推移を見ていきましょう。基準線として、前年(2025年)の基礎生活費実績の平均を100%とし、これと比較します。

直近1年間の平均は緑色棒グラフとなります。

  • 今月の基礎生活費:25年平均比114%
  • 直近1年平均:同113%

固定費の見直しは、ひととおり終えています。基礎生活費には一部ゆとり費(外食や娯楽費)も含まれているため、平均+10%の水準ならば許容範囲と判断しています。

今月の実績は114%と、目安の110%を若干上回りました。直近1年平均(113%)と同水準であり。大きな乖離ではないため、引き続き推移を見守ります。

固定費と変動費の構成比

人によって分類は異なるかもしれませんが、atabowsは以下のように分類しています。

  • 固定費:住宅費(管理費、固定資産税)、水道光熱費、通信費(固定電話、携帯)、保険料(国民共済)
  • 変動費:食費・日用品費、交通費、車維持費(カーシェアリング、高速料金)、家電代

この分類に基づき、固定費と変動費の推移をグラフ化します。

数値で整理すると、固定費と変動費の構成比は以下のとおりです。

  • 今月の構成比(固定費:変動費)/ 23%:77%
  • 直近1年平均(固定費:変動費)/ 24%:76%

今月は特にコメントはありません。

収支のモニタリング

ここからは、収支の状況についてモニタリングしていきます。ウォーターフォール(WF)形式を用いて、基礎生活費(=支出1ヶ月分)に対して、3つの充当要素でどの程度カバーできたかを分析します。

  • 高リスク資産の税引き後フロー収入(以下、税引き後フロー収入)
  • 低リスク資産の運用益(キャピタルゲインおよびインカムゲイン)
  • 差引後の資産増減(資産による調整分)


今月の実績

今月の単月実績は、以下のとおりです。

【グラフの説明】

  • グレー: 今月の支出(基礎生活費)
  • 緑色: FXやCFD等から得た税引き後フロー収入
  • 青色: 低リスク資産(NISA等)の運用益
  • オレンジ色: 基礎生活費と「フロー収入+運用益」の差(資産の過不足・調整額)

(四捨五入の関係で、差引後の資産増減=フロー収入+運用益-基礎生活費とはならない場合があります)

グラフは収支の合計がゼロになるよう調整分を示すため、資産の増減とは符号が逆になります(表は資産が増えればプラス、減ればマイナス)。

項目基礎生活費換算状態
基礎生活費(基準)▲1.0ヶ月分
税引き後フロー収入+1.3ヶ月分基礎生活費1ヶ月分をフロー収入だけで超過
低リスク資産運用益+0.1ヶ月分運用益はわずかにプラス
フロー収入+低リスク資産運用益 合計+1.4ヶ月分基礎生活費を上回る
差引後の資産増減
(資産による調整分)
+0.4ヶ月分基礎生活費を上回る資産増

今月も、税引き後フロー収入だけで基礎生活費(1.0ヶ月分)を上回る1.3ヶ月分を確保できました。低リスク資産運用益に頼らずとも、資産の取り崩しが不要な状態を維持できています。また、低リスク資産の運用益もプラス0.1ヶ月分という成績でしたので、フロー収入と低リスク資産運用益の合計は+1.4ヶ月分となりました。基礎生活費1.0ヶ月分を支払った上で、さらに0.4ヶ月分に相当する資産が増加したことになります。

中長期の安定性

次に、もう少し長いスパンとして、2025年・2026年(年初来累計)・直近1年間における状況を確認します。

各期間の基礎生活費を「その期間の月数分」として、税引き後フロー収入と低リスク資産の運用益が基礎生活費何ヶ月分に相当したかを確認します。前述のとおり、この2つの充当要素と基礎生活費との過不足は、資産による調整(差引後の資産増減)で埋め合わせる形になります。

1. 2025年(通年実績)

項目基礎生活費換算
基礎生活費(基準)▲12.0ヶ月分
税引き後フロー収入+6.9ヶ月分
低リスク資産運用益+8.5ヶ月分
フロー収入+低リスク資産運用益 合計+15.5ヶ月分
差引後の資産増減
(資産による調整分)
+3.5ヶ月分

2. 2026年(年初来累計)

項目基礎生活費換算
基礎生活費(基準)▲10.0ヶ月分
税引き後フロー収入+11.5ヶ月分
低リスク資産運用益+5.3ヶ月分
フロー収入+低リスク資産運用益 合計+16.8ヶ月分
差引後の資産増減
(資産による調整分)
+6.8ヶ月分

3. 直近1年(25年11月~26年10月)

項目基礎生活費換算状態
基礎生活費(基準)▲12.0ヶ月分
税引き後フロー収入+12.9ヶ月分支出の12ヶ月分を上回る
低リスク資産運用益+7.6ヶ月分支出の約7.6ヶ月分をカバー
フロー収入+低リスク資産運用益 合計+20.4ヶ月分基礎生活費を上回る
差引後の資産増減
(資産による調整分)
+8.4ヶ月分基礎生活費を払った上での資産増減

直近1年間の実績を見ると、基礎生活費12ヶ月分の支出に対して税引き後フロー収入は12.9ヶ月分となり、基礎生活費の全額をフロー収入だけでカバーできています。ここに低リスク資産の運用益が上乗せされたことで、フロー収入と低リスク資産運用益の合計は基礎生活費20.4ヶ月分に到達しました。基礎生活費を差し引いた差引後の資産増減は、+8.4ヶ月分となりました。

引き続き実績を積み重ね、『バケツ戦略』を通じて早期の『xFIRE』実現を目指します。

注)差引後の資産増減(ヶ月分)=税引き後フロー収入(ヶ月分)+低リスク資産運用益(ヶ月分)-基礎生活費(ヶ月分)

まとめ

最後に、今月の総括です。

まとめ
  1. 基礎生活費(25年平均比)
    • 今月:114%
    • 直近1年間平均値:113%
  2. 収支の充足状況(基礎生活費換算:ヶ月分)
対象期間基礎生活費税引き後
フロー収入
低リスク資産
運用益
フロー収入+
低リスク資産運用益
合計
差引後の
資産増減
今月(10月)▲1.0+1.3+0.1+1.4+0.4
2026年▲10.0+11.5+5.3+16.8+6.8
直近1年間▲12.0+12.9+7.6+20.4+8.4

投資は自己責任でお願いします。

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