【FX投資 2024年後半の運用方針】24年8月17日改定

FX

みなさんこんにちは。atabowsです。現在atabowsは、FXでスワップ系(高リスク、低リスク)及びリピート系の投資を行っています。

2009年よりFXを始めてはや十数年、ようやく2022年から今の投資スタイルに落ち着きました。それぞれの投資方針やKPIについては別ブログにまとめていきます。

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今回は、2024年後半(7~12月)の運用方針について報告します。

本稿の目的は下記となります。

・投資方針&KPIを再確認することで理解度を深める

・本稿で設定した運用方針は、向こう半年間変更しないで済むような内容とする

・毎月末の振り返りの中で運用方針との偏差を確認し、翌月の運用方針に反映する

FX投資の詳しい投資方針&KPIについてはこちらのリンクを参照してください。

atabowsの実際の設定内容についてはこちらのリンクを参照してください。

スワップ系の投資方針についてはこちらのリンクを参照してください。

リピート系の投資方針についてはこちらのリンクを参照してください。

リピート系(CFD)の投資方針については、こちらのリンクを参照してください。

2024年前半(1~6月)の運用方針については、こちらのリンクを参照してください。

それでは、本稿の目次は下記となります。

  1. 2024年6月末時点での振り返り
  2. 2024年後半の運用方針
  3. まとめ
  4. リピート系投資の検証
  5. 最後に

2024年6月末時点での振り返り

それでは、最初に2024年6月末時点の未使用率と利回り(年利換算)を確認しておきます。

まずは、未使用率を振り返ります。

未使用率
運用会社KPI2024年6月末
スワップ系20%以上*
➡30%以上
27.5%
リピート系30%以上48.5%
合計30%以上40.5%
*注記:スワップ系の未使用率は高リスク部分に対して

24年8月に実施した損出しの結果、スワップ系の未使用率も30%を超えてきましたので、このまま30%以上をKPIとします。

努力目標として、スワップ系と合計も年末時点で未使用率30%を掲げます。

次に利回り(年利)の振り返りです。24年前半(1~6月)の実績の2倍を年利換算としています。

利回り(年利)
運用会社KPI2024年6月末
スワップ系18~24%23.0%
リピート系18~30%12.4%
合計18~24%19.6%
注記:運用益(利回り)は、損出し分は含まず通常運用をした場合で算出

スワップ系は、KPIの上限に近い結果となりましたが、一方で、リピート系はKPIをかなり下回っています。その結果、合計としてはなんとかKPIを達成することが出来ました。なお、リピート系の利回りに関しましては、6月から取引を開始したCFDは含まずに、FXにおける運用益と総資産で算出しています。

2024年後半の運用方針

では、上記を踏まえて2024年後半(7~12月)の運用方針を整理しておきたいと思います。

スワップ系

atabowsはスワップ系投資に関しては、メインの投資先として新興国通貨であるTRY/JPY、MXN/JPY、ZAR/JPYの3通貨にて取引をしています。これらの通貨において、それぞれ想定安値を設定していて、そこから必要資金を算出しています。一方、実勢レートが、あるトリガー値より下がってきた場合には、想定安値を下げて証拠金を積み増しします。この想定安値を変更する際のトリガー値や、24年6月末終値との値差等を整理すると、下表のようになります。

取引通貨24年6月末終値
(a)
想定安値安値変更の
トリガー値
(b)
(a) – (b)USD/JPY
換算*
TRY/JPY4.9053.5004.2000.70521円
MXN/JPY8.7774.2004.9003.87777円
ZAR/JPY8.8435.0005.7003.14363円
*注記:USD/JPYのレートを160円、TRY/JPYのレートを5円、MXN/JPY&ZAR/JPYのレートを8.5円とした場合、TRY/JPY、MXN/JPY、ZAR/JPYをそれぞれUSD/JPYと比べた場合、USD/JPYは規模感としては約30倍、20倍、20倍となりますので、USD/JPYベースに換算すると、値差は21円、77円、63円となります。

(a)-(b)の欄は、24年6月末の終値とトリガー値の値差を示していて、これを見るとMXN/JPY、ZAR/JPYはかなりの値差があることがわかります。レートが小さく、値差を見てもイメージが沸きずらいので、これをUSD/JPYベースで考えてみると、60円以上の値差となり、これ以外に25%相当の未使用金も確保していることから、新興国通貨とはいえ、そこまでの円高を想定しなくても良いと判断しています。

一方、TRY/JPYに関しても、24年前半では想定安値を下げて安全性を高める作業を行いましたが、現在は20円程度の値差がついていますし、チャートを見るとようやく下落傾向に終わりが見えてきたようにも感じます。

従いまして、各通貨共、24年下期は現状の運用を継続します。

尚、atabowsはメインの新興国通貨以外にも、駐在を終えて帰国する際持ち帰った1万ドルを原資として、2万ドル(レバレッジ2倍)を購入&運用し、2023年は約14万円のスワップポイントを得ています。このスワップポイントは、当初はリピート系でのMXN/JPY通貨の運用資金として利用していましたが、6月よりリピート系(CFD)の運用を開始しましたので、この運転資金として、外貨exに送金しました。今後もスワップポイントがある程度たまった段階で、外貨exに送金してリピート系(CFD)の運用資金とします。

スワップ系損出しのルール

損出しについては、TRY/JPYに含み損を抱えていますので今年も実施します。ルールについては下記となります。

  • 昨年同様、2回/年の実施を予定。前半は6/3に実施済み。後半は12/2に実施予定
  • 損出し前と後に取引画面のキャプチャーを撮っておくこと
  • 後半の損出し金額は、損出し後の確定利益が約20万円強となるように調整する
  • 対象はTRY/JPYとする

リピート系

atabowsは、リピート系投資としてFX、および24年6月から日本225によるリピート系(CFD)も取引を開始しました。

FXについては、クロス円とクロス円以外の取引をしています。クロス円としては、USD/JPY他7通貨で取引しています。基本的には、24年後半も運用方針に従い取引を継続していきます。ただし、クロス円以外については、24年前半はEUR/GBPなどいくつかの通貨ペアに関しては、あまり約定せず資金効率が低かったので、運用資金の他通貨やCFDへの転用等を行います。

➡(7/8時点)EUR/GBP、AUD/NZD、NZD/USDのポジション手仕舞い、余剰資金をクロス円、リピート系(CFD)に再配置実施済み

➡ (8/5時点)損出しの一環として、GBP/AUD、USD/CHFのポジションを手仕舞い、余剰資金をクロス円に再配置実施済み

CFDについては、基本は運用方針通りの取引を継続しますが、運用益及び他の高リスク投資からの転用資金に関しては、為替王さんの日経225リピートCFDの運用を参考にします。

リピート系、リピート系(CFD)に関しては、下記にて検証を行っていきたいと思います。

まとめ

2024年は、ほぼ間違いなく各国の政策金利引き下げが開始され、一方日本は、金利引き上げに舵を切るのでしょうから、金利差は縮小される、即ちスワップポイントの減少予想されます。

しかしながら、atabowsは、レバレッジを利かせたFX取引をしていますので、決めたルールをしっかり守る必要があります。設定しているKPIの内、atabowsの中での優先順位も含めて2024年後半の運用方針を整理しておきます。

  • KPIの優先順位は、合計の未使用率 >>> スワップ系&リピート系の未使用率 >> 合計の利益率 > スワップ系&リピート系の利益率
  • スワップ系の未使用率に関して、KPIを20%から30%に引き上げる
  • スワップ系の運用益に関して、10万円/月を目標として運用を継続する
  • スワップ系に関して、12月に確定利益20万円強程度となるような損出しを実施する
  • リピート系、リピート系(CFD)に関して、24年後半も運用方針通りの取引を継続するが、クロス円以外の通貨については、運用の見直しを実施する

リピート系投資の検証

検証の方法としては、各通貨ペア毎に、23&24年の累計利益を、検証時点における必要証拠金で割った割合(効率)を調べます。この効率が24年12月末時点で48%(2年間の累計につき24%/年x2年分)以下であった場合、atabowsの運用ルールの見直しを検討します。

リピート系(クロス円)

まずは、リピート系(クロス円)の検証結果となります。検証時期は24年6月末時点ですが、すでにAUD/JPY、CAD/JPY、GBP/JPY、NZD/JPY、クロス円合計は24年12月末時点の目標値を超えています。USD/JPY、EUR/JPY、MXN/JPYは目標値を超えていませんが、これは実証レートが設定レンジを超えている(上抜けしている)期間が長いためで、リスクを抑えながら如何にレートをレンジ内で推移させるかがポイントとなります。

リピート系(クロス円以外)➡ 24年8月に手仕舞い実施済み

次に、リピート系(クロス円以外)の検証結果となります。こちらはクロス円の通貨ペアと異なり、GBP/AUD以外の通貨ペアは、24年6月末時点では、24年12月末時点の目標値を超えていません。

リピート系の検証方法としては、KPI的には、総資金に対して月額1.5~2.0%の運用益と設定していますが、ベンチマークとして、為替王さんのリピートFXの運用状況をモニタリングしていきたいと考えています。

リピート系(CFD)

リピート系(CFD)の検証方法としては、KPI的には、総資金に対して月額1.5~2.0%の運用益と設定していますが、口座内で単一取引をしていることもあり、未使用率(下落幅)をFXと比べて大きく設定しています。但し、やはり資金効率が悪いことは否めませんので、当初の投資金額である100万円はこれまでの運用を継続、その後の利益分に関しましては、為替王さんの日経225リピートCFDの運用状況をモニタリングしていきたい考えています。

具体的には、運用益若しくは他の高リスク投資から転用してきた資金の合計が30万円になった時点で為替王さんの日経225リピートCFDと同じ運用を検討します。

最後に

最後に、参考として、為替王さんのリピートFX日経225リピートCFDの取引方針の概要を整理して終わりたいと思います。この内容で取り引きを開始してから暴落局面に直面していませんが、いずれ暴落局面に入った時の運用方針は確認をしていきたいと思います。

為替王さん(リピートFXの取引概要)
  • 対象は、クロス円6通貨
  • 投資金額(入金金額):1万円
  • 設定内容は、おすすめコースを0.0001万通貨単位で ➡ 新規は20銭間隔、決済幅は1円、取引数量は0.0001万通貨(1通貨単位)
  • 価格が上抜けした時の対応は、基本的にはついていくが緩めの設定でもOK
  • 暴落時の含み損は、7月29日時点でマイナス3,468円(24年8月5日ブログより)
  • 暴落時の対応は、特になし(初期投資1万円にて運用継続中)

24年6月から運用開始、2ヶ月の利益は470.5円(年利換算27%)

為替王さん(日経225リピートCFDの取引概要)
  • 対象は、日経225によるリピートCFD(外為exでは日本225)
  • 投資金額(入金金額):30万円
  • 設定内容は、半額コースのダブルバーガー戦略を0.1枚単位で ➡ 新規は100円間隔、決済幅は200円、取引枚数は0.1枚
  • 価格が上抜けした時の対応は、基本的にはついていくが緩めの設定でもOK
  • 暴落時の含み損は、8月5時点でマイナス39.2万円(24年8月7日ブログより)
  • 暴落時の対応として、20万円を追加投資24年7月27日ブログより)

24年6月から運用開始、2ヶ月の利益は37,492円(年利換算41.9%)

注:年利換算は “利益 ÷ (投資金額+利益) ÷ 投資月数 x 12

以降、為替王さんの運用実績は、FX/CFD投資の月次報告にて行っていきます。

【Q】このままついて行くのか悩む?
基本的な対策は、上記の「逆指値」か「指値」かどちらかですが、そもそも、このままついて行っていいのか悩むケースもありますね。私の経験上、枚数を減らしても、最低枚数でもいいからついて行くべきです。昔、2万円を超えた時も3万円に乗った時も同じでした。様子見をして反落するのを待っているといつまで待っても反落せず、収益ゼロの期間が長期化してしまいます。現状そもそも最低枚数で設定しているので、これ以上、1本あたりの設定枚数を減らしようが無い場合は、今までよりも仕掛け間隔を広げてついて行くのがおすすめです。仕掛け間隔を2倍にすればリスクは2分の1になりますので、余裕をもって相場上昇について行くことができます。
※もちろん無理は禁物です。迷っている方は、しばらく様子見でも構いません。「株高が続くのか」「反落するのか」「高値圏で行ったり来たりか」この先しばらく様子を見れば、「やっぱり仕掛けをどんどん追加しよう」とか「慎重に間隔を広めにしておこう」とか、自分なりに見えてきますから、迷いが消えるまでは様子見でも全然構いません。(仮に1カ月くらい様子見して収益ゼロになったとしても、将来半永久的に毎月収益をもたらしてくれる投資法ですから、1カ月くらい収益ゼロでもどうってことありません)

http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/52390900.html

◆相関関係のない通貨ペアを組み合わせる運用法?
「リピート系FXでは、なるべく相関関係のない通貨ペアを複数組み合わせて運用するのが良い。」というサクラさんのご意見について。これも世界株投信の例と同じで、すべての国の株の相関を調べて、「アメリカ株買い、ドイツ株売り」などいろんな株トレードを組み合わせているケースはヘッジファンドなどでありますが、個人ではほぼいないでしょうし、それで長年好成績を出している人はいるのでしょうか?私は知りません。通貨も同じです。一生懸命研究されている上級者の方は素晴らしいですが。この点については私もかなり専門的にやっておりましたので厳しい言い方になるかもしれませんが、詳細を知りたければ下記、読んでください。

それ言ってる人はおそらくプロの手法を聞きかじって受け売りされているのだと思います。実際、為替に限らず、プロの機関投資家では株や商品などあらゆる相関を徹底的に調査して対象を選別して分散する手法があります。私も専門的にやっていた時期もあるのでよくわかるのですが、これを実践しようとすれば、相関は変化しますから、定期的にすべての相関をチェックします。それに応じて投資数量を増減したり組み替えを実施します。

ここで非常に重要なことは、一定の通貨ペアと一定の数量で継続するのはあり得ないこと。定期的に数量増減や入替など戦略変更が必須なこと。さらに、そこまでしても「リスクが分散される」だけで、相応のリスクが残ります。どの投資対象のどんなリスクが残るか常に把握してそのリスク管理をしていく作業があります。一般の方にはまず無理ですし、そこまでかけた時間と労力に見合う成果も得られません。残ったリスクにより自滅することが非常に多いのが現実です。もし「相関関係の低い通貨ペアを複数組わせたリピート系FXで運用するのが良い」と主張する方がいらっしゃるなら、ぜひその方に、どんな分析をして、どんな組み合わせで、どの程度の実績か聞いてみてください。

日本で暮らす私たちは給料や年金など圧倒的に日本円のリスクを抱えているわけですので、その日本円のリスクを下げて(=日本円を売って)、外貨を買ったり株を買う普通の投資法が、一般の方々にとっては一番のリスク分散になると思います。「ユーロ円ショート」がそうであったように、相関もそうですが、あえて余計なリスクをとることを初心者の方におすすめすることを私はしないです。

http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/52402691.html

投資は自己責任でお願いします。

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