みなさんこんにちは。atabowsです。現在atabowsは、FXでスワップ系(高リスク、低リスク)及びリピート系の投資を行っています。
2009年よりFXを始めてはや十数年、ようやく2022年から今の投資スタイルに落ち着きました。それぞれの投資方針やKPIについては別ブログにまとめていきます。
atabowsの投資は、老後の生活資金における年金不足分を補うため、NISAを最大限活用しつつ、オルカンをはじめとしたインデックスによる投資がメインとなります。あとはフロー収入狙いとして、FXでの資産運用を行っていますが、コロナショック時にはFXで評価損を110万円以上(率にして約▲30%)を抱えた時期もあります。FXに関する暴落時の対応については、【FX投資 投資方針&KPI】等で整理をしていますが、今回は資産全体を俯瞰してポートフォリオと実態との間に乖離が出た場合の対応について整理をしたいと思います。
今回は、全体資産においてポートフォリオと実態に乖離が出た場合の対応について報告します。
atabowsの資産形成の考え方については、こちらのリンクを参照してください。
atabowsの投資全般におけるリバランスの方針については、こちらのリンクを参照してください。
atabowsの資産取り崩し(バケツ戦略)については、こちらのリンクを参照してください。
本稿の目的は下記となります。
- 平常時(好況時)の今、暴落時の対応について整理しておくことで、実際に暴落が起こった場合、ルール通りに対応できるようになる
- リスク資産の比率が目標より高くなった場合、比率を元に戻すための方法がわかる
それでは、本稿の目次は下記となります。
安全資産とリスク資産の定義
◆安全資産とリスク資産
まず最初に、atabowsが分類している安全資産とリスク資産の定義について整理をしておきます。
安全資産とは、元本保証型の資産のことを指します。具体的な対象物は下記となります。
- 現金、定期預金
- 10年変動金利型国債
またリスク資産とは、元本が保証されていない資産のことを指します。atabowsは、更にリスクやボラティリティの大きさ等により、リスク資産を低リスク資産と高リスク資産に分類しています。
低リスク資産の具体的な対象物は、下記となります。
- インデックスの投資信託やETF(NISAや特定口座にて運用)
高リスク資産の具体的な対象物は、下記となります。
- FX&CFD
- レバレッジETF
- 仮想通貨
現役時代におけるポートフォリオ
atabowsは、リタイア後のポートフォリオとしてはリスク資産と安全資産を50%ずつ保有する、いわゆる『カウチポテトポートフォリオ』を目標としていますが、現在は会社員として労働収入を得ていますので、もう少しリスクをとっても良いと考えています。具体的には、
『リスク資産の比率を50~60%の間で推移させる』
を基準においています。従いまして、年間の積み立て金も基本的にはこの比率で運用しています。
一方で、リスク資産の価値は変動するため、この比率を定期的にモニタリングして、大きく目標比率からずれている場合には修正をする必要があります。この方法をルール化しておきたいと思います。
拡大積み立てによる修正
リバランスの手法としては、下記2種類を考えています。
- 拡大積み立てによる修正
- リバランスによる修正
暴落時においては拡大積み立てを実施、それでも比率が目標値から乖離している場合にはリバランスを実施します。一方、好況時における修正はリバランスの実施となります。
そこで、まずは拡大積み立てについて整理をしておきます。黄色着色部は要検討項目です。
- 暴落の判断は、
- 判断するための指標として、S&P500を採用する
- 暴落の判断としては、毎月末の終値が直近高値から30%以上下落した場合、暴落ステージに入ったと判断する
- 暴落ステージに入ったと判断された場合、拡大積み立てにより、リスク資産を通常の積み立て時より多く買う
- 具体的には、NISAの成長投資枠を使ってeMAXIS Slim(全世界株式)、いわゆるオルカンを購入する
- 購入は1回/月とし、1回あたりの拡大投資金額は10万円とする
- 拡大積み立ての解除条件は、リスク資産の比率が55%を超えたとき、若しくは拡大積み立て用の予算(待機資金)がなくなったとき
リバランスによる修正
次に、リバランスによる修正について整理をしておきます。上記の拡大積み立てでは修正しきれない場合に適用します。
- 毎年5,11月末に比率を確認し、リバランスの発動要否を判定する。発動条件は、
- リスク資産の比率が50%を下回っていた場合、若しくは60%を上回っていた場合、翌月にリバランスを発動する。
- 具体的には、下記2案となるがノーセルリバランスでの対応を優先する
- 6,12月(ボーナス受取時)に実施する、低リスク資産と安全資産への資産配分を調整
- 保有資産間での移動(リスク資産⇔安全資産)
さいごに
上記のようにルールを整理しましたが、実際に暴落が起きた場合、若しくは(こちらの方が気分的に対応が難しいと思いますが)市況が好調でリスク資産比率が想定以上に高くなっている場合に、ルール通りに対応できるか自信がありません。そこで毎月ブログでモニタリング結果と対応の要否、対応実施したかどうかについて報告していきたいと思います。
投資は自己責任でお願いします。