【FX投資 年次報告-1】23年の運用実績(年利20.1%)

FX

みなさんこんにちは。atabowsです。現在atabowsは、FXでスワップ系(高リスク、低リスク)及びリピート系の投資を行っています。

2009年よりFXを始めてはや十数年、ようやく2022年から今の投資スタイルに落ち着きました。それぞれの投資方針やKPIについては別ブログにまとめていきます。

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今回は、2023年FX運用実績について報告します。

FX投資の詳しい投資方針&KPIについてはこちらのリンクを参照してください。

atabowsの実際の設定内容についてはこちらのリンクを参照してください。

2024年前半(1~6月)の運用方針についてはこちらのリンクを参照してください。

運用方針、KPIの確認

まず最初に初心忘れるべからずと言うことで、運用方針およびKPIを確認しておきます。KPIとはKey Performance Indicatorの略で数値目標を指します。

運用方針
  • 航路を守れ! by ジョン・C・ボーグル
  • KPIの優先順位は、合計の未使用率>>>スワップ系&リピート系の未使用率>>合計の利益率>スワップ系&リピート系の利益率
  • 運用実績が目標値以上になった場合、または未使用率が目標値以下になってしまう場合は追加設定を行わない
KPI
取引方式年利未使用率
スワップ系18~24%20%以上*
リピート系18~30%30%以上
合計18~24%25%以上
*注記:スワップ系の未使用率は高リスク部分に対して

注記:月利および未使用率は集計時点での総資産(口座資産と未確定SWPの合計)に対しての割合と定義しています。

atabowsは長期的に安定した運用を目指していますので、このあたりのKPIが心地よい値と感じています。

運用実績(運用益、年利、未使用率)

それでは今年の運用実績を見ていきましょう。

atabowsはスワップ系はヒロセ通商・セントラル短資・外貨exで取引をしています。またリピート系は松井証券で取引しています。

2023年6月まではマネースクエア及びセントラル短資でもリピート系投資をしていましたが、6月以降は松井証券のみで取引を実施しています。

まずは運用益となります。

運用益
運用会社2023年2022年対前年比
 ヒロセ通商485,097円302,798円160%
 セントラル短資110,045円61,391円179%
 外貨ex139,773円4,776円2,926%
スワップ系合計734,915円368,965円199%
 松井証券607,444円279,490円217%
 マネースクエア47,027円32,508円145%
 セントラル短資8,937円0円
リピート系合計663,408円279,490円237%
合計1,398,323円648,455円215%
注記:運用益(利回り)は、損出し分は含まず通常運用をした場合で算出。後程示す獲得利益の推移では、損出し実施後の決算上の獲得利益も併記。

スワップ系、リピート系共に申し分のない結果となりました。

続いて利回り(年利)と未使用率となります。

利回り
運用会社2023年2022年対前年比
スワップ系合計16.6%10.9%152%
リピート系合計22.8%14.3%159%
合計20.1%10.5%191%

スワップ系の運用利回りは、16.6%とKPIの18~24%を若干下回りましたが、リピート系は同20.5%、合計では20.1%といずれもKPI達成となりました。

未使用率
運用会社2023年2022年対前年比
スワップ系合計20.5%3.1%661%
リピート系合計34.3%24.2%142%
合計28.0%9.1%308%

未使用率についてですが、スワップ系に関して、6月と12月に損出しを実施したため、未使用率が23年年末において20.5%となっていますが、予定通りの行動ですので問題ありません。但し、来年前半はアクセルを踏むのではなくブレーキに足をおいた安全運転を心掛けたいところです。

口座資産(評価損益、口座清算価値、総資産)

評価損益、口座清算価値、総資産も確認しておきます。

注記:2023年6月迄はマネースクエア及びセントラル短資でもリピート系投資をしていましたが、6月以降は松井証券のみで取引を実施していますので、リピート系の合計金額は簡便的に松井証券の結果に集計しています。

評価損益
項目2023年2022年対前年比
  ヒロセ通商840,934円▲378,938円
    TRY/JPY▲689,284円▲1,087,936円
    MXN/JPY1,289,260円559,310円
    ZAR/JPY240,959円149,688円
  セントラル短資364,178円155,618円
  外貨ex120,500円▲61,704円
  松井証券▲63,711円▲103,028円
評価損益合計1,261,901円▲388,052円*
対前年比は前年がマイナス(損失)につき測定できず
口座清算価値
項目2023年2022年対前年比
  ヒロセ通商2,290,336円1,639,260円
  セントラル短資450,975円419,440円
  外貨ex1,675,299円1,313,806円
  松井証券2,852,103円1,847,030円
口座清算価値合計7,268,713円5,219,536円139%
総資産
項目2023年2022年対前年比
  ヒロセ通商2,412,815円2,570,540円
  セントラル短資86,797円263,822円
  外貨ex1,554,799円1,380,286円
  松井証券2,915,814円1,955,532円
総資産合計6,970,225円6,170,180円113%

注記:2022年時点ではリピート系はマネースクエア社でも実施していましたが、2023年4月に取引を中止、2023年4,5月にセントラル短資でもリピート系投資を実施していましたが、以降はリピート系資金を全て松井証券に移動しましたので、資産は松井証券内で合算して記載しています。

ざっと総括してみると、やはり評価損益が前年はマイナスであったものが、今年は大幅なプラスになったことが大きいですね。これは23年6月と12月に合計約66万円の損出しを実施したことも影響していますが、MXN/JPYのレートが年初比で123%の円安(6.72⇒8.30)になったことが大きく影響しています。スワップ派しては嬉しいのですが、円が他の通貨に対して軒並み下落したことを考えると、日本国民としては複雑な気持ちになります。。

注記:総資産とは口座資産と未確定スワップポイント(SWP)の合計を指します。ヒロセ通商の場合、SWPは毎日口座に反映されるのではなく、ポジションをクローズした場合、もしくはSWP振替を選択した場合にまとめて口座に反映されます。

リピート系約定回数

こちらはリピート系の約定回数です。

取引通貨2023年2022年対前年比
 USD/JPY 148回28回
 EUR/JPY137回112回
 AUD/JPY161回94回
 CAD/JPY178回82回
 GBP/JPY295回203回
 NZD/JPY128回93回
 MXN/JPY29回1回
クロス円小計1,076回613回175%
 EUR/GBP 35回35回
 AUD/NZD50回45回
 NZD/USD75回58回
 GBP/AUD 130回0回
 USD/CHF 29回0回
クロス円以外小計319回138回231%
合 計1,395回751回185%
1回あたり平均476円372円

2022年のリピート回数合計は751回でしたので、対前年比185%となりました。クロス円、クロス円以外共に、前年比大幅増となりましたので来年も継続できるよう設定を見直していきます。

まとめ

まとめとして、今年の総括および翌年の方針です。

  • 運用益に関して、スワップ系の年利は16.6%で、若干KPIに届かなかったものの、リピート系は同22.8%、合計でも同20.1%と共に好調な成績であった
  • クロス円の全般的な円安傾向および損出し効果により、評価損益が昨年のマイナス(評価損)から大幅なプラス(評価益)側に移ったことは、精神衛生上非常に良い効果となった
  • スワップ系に関して、6月と12月に損出しを実施したため、未使用率が23年年末において20.5%となっていること、24年は円高圧力が高いことから、24年の前半は無理して追加建玉を購入しなくてもよい
  • リピート系に関して、クロス円はレートが設定レンジ内で推移するように、追加設定をする場合は通貨数をコントロールする。クロス円以外に関しては、23年を踏襲すれば良いが、可能であれば新規通貨ペアも追加する

獲得利益の推移

こちらは獲得利益の推移です(カッコ内は損出し実施後の決算上の金額)。

2022年

22年累計:648,455円 (371,934円)

22年月平均:54,038円(30,995円)

2023年

23年累計:1,398,323円 (734,085円)

23年月平均:116,527円(61,234円)

各取引会社のキャプチャー

次に各取引会社の取引画面をキャプチャーしておきたいと思います。キャプチャー画面には期間が記載されていないものもありますが、今年の取引の分であることを信じていただくしかありません(笑)

注記:ブログで掲載している運用益や評価金額、口座清算価値は手元集計によるものですので、各社の取引画面や取引証明書の金額と一致しない場合がありますが、最終的に確定申告を行う場合の決算上の金額は下記を元に計算されます。

ヒロセ通商

まずは取引内容となります。ヒロセ通商の場合は、スワップポイントは毎日口座に振り込まれるのではなく、建玉の決済時若しくは振替依頼を実施したタイミングで振り込まれます。今年は損出し作業以外の決済取引はありませんでした。従いまして、決済上の確定損益としては、23年6月と12月に実施した損出し金額である▲663,518円のみが反映されました。

次に評価損益と口座清算価値(有効証拠金額)です。評価損益は840,927円、口座清算価値は2,290,329円となりました。

セントラル短資

まずは取引内容となります。セントラル短資は、スワップポイントは休日を除き毎日口座に振り込まれます。こちらは、スワップ系のほかにも4・5月にリピート系の取引も行いましたので、決算上の確定損益としては、118,913円となりました。

リピート系の取引は、クロス円は松井証券、クロス円以外はセントラル短資と使い分けをしようと思って始めたのですが、松井証券が自動売買を始めたので全て松井証券で実施することとしました。

次に評価損益と口座清算価値です。評価損益は364,088円、口座清算価値は450,885円となりました。

外貨ex

まずは取引内容となります。外貨exもセントラル短資と同様、スワップポイントは休日を除き毎日口座に振り込まれます。こちらも今年は決済取引はありませんでしたので、決算上の確定損益としては、スワップポイントの獲得金額である139,773円のみとなりました。

次に評価損益と口座清算価値(有効証拠金額)です。評価損益は120,500円、口座清算価値は1,675,299円となりました。

松井証券

次に松井証券の取引内容となります。これが見事なまでに手元の集計と合わないんですよ(笑)。 決済金額はスワップポイントやレートの関係で1銭単位で計算されているのですが、その四捨五入分といったレベルではなく、通貨によっては月間で数百円単位で合わないこともあり、出来るだけ月末の集計時に下記の集計書と整合性をとっていますが、多少のずれはご勘弁ください。下記によると今年の売買損益は607,450円となりました。

各通貨毎の合計の足し算とその下の合計欄の金額すらあっていませんが、確定申告には合計欄の金額を使用するのでしょうかね。

最後に評価損益と口座清算価値です。評価損益は▲63,711円、口座清算価値(純資産額)は2,855,877円となりました。こちらも見事に手元集計金額と合いませんが、そもそも個別の取引金額が合わないのでその集計が合うわけもなく。。だいたい一緒ということで。。。

マネースクエア

マネースクエアはリピート系の草分け的存在で、atabowsも2010年から海外駐在するまでの2013年、駐在が終わって帰国した直後の2020年4月~2023年4月まで取引をしていました。但し、経緯については今回は割愛しますが、2023年4月以降はリピート系取引は全て松井証券で取引をすることにしましたので、2023年1月~4月の間の取引における取引内容を集計すると48,715円となりました。4月以降は資産を全て出金し松井証券へ移動しています。

実現損益

以上を整理すると、下表の通りとなります。

取引会社実現損益
ヒロセ通商▲663,518円
セントラル短資118,913円
外貨ex139,773円
松井証券607,450円
マネースクエア48,175円
合計250,793円

冒頭で集計している運用益には、ヒロセ通商の未実現スワップポイントや損出し金額の控除分も含まれていますので比較することはできませんが、確定申告は実現損益を元に計算されて、ここから20万円を引いた50,793円に対して20.315%の税金が課されます。

その他の高リスク資産

最後にその他の高リスク資産の実績を紹介して終わりたいと思います。atabowsはFXの他に少額ですがビットコインと高レバレッジETFを保有しています。

ビットコイン

atabowsはビットコインで毎月3,000円の積み立て投資をしています。23年12月30日時点の情報として、口座入金額は191,360円、内6,090円は今後の積立投資額となります。一方、評価金額は283,753円@0.0488BTCですので、資産総額は289,843円となります。

ビットコインの23年1月1日のレートは約2,120,000円/BTC、12月30日は約5,790,000円/BTCですので、約270%上昇したことになります。円安の影響(108%上昇)もありますがビットコインの価値が大きく上昇しました。来年4月には半減期も予定されているため更なる上昇を期待しています。

ビットコインにかかる税金は、雑所得で総合課税扱いとなりますので、給与収入と一緒に課税されてしまいます。従いまして、atabowsはサラリーマンを辞めて給与収入が無くなるまで長期保有するつもりです。

高レバレッジETF

atabowsは高レバレッジETFにも少額投資をしています。こちらは積立投資ではなく、相場が下がった時点で裁量購入し、その後保有し続けてしています。

評価損益ですが、ドルベースで1,633.65ドル、円換算ベースで261,143円の評価益が出ています。こちらはビットコインとは違い必要な時に手仕舞いして、その利益&資金を有効活用したいと思っています。

購入時
銘柄名保有数平均価格評価額¥/$円評価額
SPXL7$76.11$532.74128.12¥68,254
SOXL54$18.72$1,010.71128.16¥129,532
TECL24$35.31$847.47128.21¥108,654
合計$2,390.92¥306,440
23年末の評価ベース
銘柄名保有数評価価格評価額¥/$円評価額
SPXL7$103.99$727.93141.03¥102,667
SOXL54$31.40$1,695.60141.03¥239,147
TECL24$66.71$1,601.04141.03¥225,810
合計$4,024.57
(168%)
¥567,624
(185%)
評価損益$1,633.65¥261,184

投資は自己責任でお願いします。

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