【xFIREへの道-4】~合同会社を設立しよう/準備編その2~ 25年8月11日更新

FIRE

こんにちは、atabowsです。

現在、atabowsは高リスク資産投資のカテゴリーにて、FXのスワップ運用とFX・CFDのリピート運用を行っています。

2006年にFXを始めてから十数年が経ち、試行錯誤の末2022年から現在のスタイルに落ち着きました。各運用スタイルの投資方針やKPIについては、別のブログで詳しく解説しています。

本ブログのメインであるFX・CFDは、趣味と実用を兼ねた運用ですが、今後労働収入からの資金投入は予定していません。労働収入から確保した資金は、老後の生活資金やサイドFIREやバリスタFIREといったナントカFIRE(atabowsはxFIREと呼んでいます)用の投資に充てていきます。

これまで、月次ベースでxFIRE後の生活を見据えた全体資産の運用実績やその疑似取り崩し(バケツ戦略の検証)にを整理してきていますが、本シリーズでは、xFIRE後の生計の立て方、とりわけ法人設立までのプロセスについて考証していきたいと思います。

なお、合同会社を設立する目的は節税の最適化がすべてではなく、”何か新しいことに挑戦してみたい”という想いも背景にあります。この辺りについて、はまた別のブログでお話ししたいと思います。

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というわけで今回は、xFIREへの道 ~合同会社を設立しよう/準備編その2~について報告します。

本稿の目的は以下となります。

  • 合同会社を設立するにあたり、準備すべきインフラについて検討する

関連する記事に関しては、以下のリンクを参照してください。

それでは、本稿の目次は以下となります。

  1. はじめに
  2. 会社設立時に必要なインフラ
  3. 物理的・業務環境インフラ
  4. IT・システムインフラ
  5. 法務・財務インフラ
  6. 人的インフラ
  7. 広報・営業インフラ
  8. おわりに

はじめに

会社を設立するにあたっては、登記などの法的手続きだけでなく、実際の運営に必要なインフラの整備も並行して進める必要があります。

atabowsの場合、本店(実家)および在宅勤務が主な活動拠点となりますが、本店にはネット環境が整っておらず、データサーバーや法人用メールアドレスなど、業務に必要な基盤も未整備の状態です。

そこで今回は、会社設立初期に必要となるインフラについて、具体的に検討していきたいと思います。

【xFIREへの道-2】で述べた事業目的のとおり、atabowsは設立した会社で主に以下の2つの事業を展開する予定です。

  • コンセプトカフェの経営
  • 資産運用

このうち、資産運用については、すでに個人として行っている活動の一部を法人に移管する形となるため、法人向け取引口座の開設など、比較的シンプルな手続きで開始可能です。

一方、コンセプトカフェの経営に対する取り組みは、文字通りゼロからのスタートとなるため、初期段階では必要最低限のインフラを整備し、事業の具体化に合わせて段階的に拡張していく方針です。

会社設立時に必要なインフラ

それでは、会社設立時に必要なインフラについて、今回も生成AIと共に整理してみました。

🏢 1. 物理的・業務環境インフラ

  • 事業所・オフィススペース
    • 自宅兼事務所でも可(登記可能か要確認)
    • 賃貸オフィスやコワーキングスペースの検討
  • 通信環境
    • 高速インターネット回線
    • 業務用電話番号(IP電話や携帯番号の法人契約も可)
  • 業務用機器
  • パソコン・プリンター・スキャナー
  • セキュリティ対策済みのデバイス管理

💻 2. IT・システムインフラ

  • ドメイン取得とメール環境
    • 独自ドメイン(例:yourcompany.jp)
    • 法人用メールアドレス(Google WorkspaceやMicrosoft 365)
  • クラウドストレージ・共有環境
    • Google Drive, Dropbox, OneDriveなど
  • 業務管理ツール
  • チャット/会議ツール(Teams、Slack)
  • 会計ソフト(freee、マネーフォワードなど)
  • 契約書管理・電子署名(クラウドサイン、GMOサイン)
  • タスク・プロジェクト管理(Notion、Trello、Asana)

📑 3. 法務・財務インフラ

  • 銀行口座の開設
    • 法人口座(メガバンク・ネット銀行など)
  • 印鑑・登記関連
    • 法人実印・銀行印の作成
    • 登記簿謄本・印鑑証明書の取得
  • 税務・社会保険関連の届出
  • 税務署・年金事務所・労働基準監督署への届出
  • 顧問税理士・社労士の検討(必要に応じて)

👥 4. 人的インフラ(将来的な拡張も視野に)

  • 業務委託・外注先の確保
    • デザイン、開発、事務代行など
  • 社内規程・福利厚生の整備
    • 就業規則、旅費規程、福利厚生制度など
  • 採用・人材管理ツール
  • 採用管理システム(HRMOS、ジョブカンなど)

📣 5. 広報・営業インフラ

  • 会社ホームページ・SNSアカウント
    • WordPressやWixでのサイト構築
    • X(旧Twitter)、Instagram、LinkedInなど
  • 名刺・会社案内資料の作成
    • CanvaやAdobe Expressでデザイン可能
  • 営業支援ツール
  • CRM(Salesforce、HubSpotなど)

別の生成AIでも、似たような項目が挙げられていましたが、今回の整理はatabowsの事業構想に沿った実用的な内容となっています。

それでは、次に各カテゴリを個別に確認していきましょう。

物理的・業務環境インフラ

まずは、会社設立時に必要となる物理的・業務環境に関するインフラについて整理します。

事業所・オフィススペース

事業所については、本店(実家)および在宅勤務が主な活動拠点となるため、定常的な賃貸オフィスやバーチャルオフィスを借りる必要はありません。

ただし、外出先でのコワーキングスペースやカフェの利用は不可欠です。特にカフェについては、事業目的としてコンセプトカフェの開業を掲げているため、視察も兼ねて積極的に活用していきたいと考えています。

通信環境

インターネット環境は、業務遂行のために常時整備しておく必要があります。しかし、本店(実家)には現時点でインターネット環境が整っていません。

常設のインターネット回線を導入するか、モバイルWiFiを持ち歩くかが選択肢となりますが、今後本店所在地を実家から変更する可能性(コンセプトカフェが実家から離れた場所になる可能性が高いため)もあることから、まずはモバイルWiFiの導入を検討しています。

参考までに、ポケット型WiFiの人気ランキングでは以下のようなサービスがあります。

ポケット型WiFi人気ランキング

Broad WiMAX (キャンペーン後の月額利用料 3,773円)

業務用機器

業務用機器としては、以下のような基本的なデバイスが必要になります。

  • 携帯電話:現在は会社員として、個人用と業務用の2台持ちをしています。個人用携帯は格安SIMの小容量プランを利用しているため、契約内容を見直したうえで、業務兼用の1台体制に移行する予定です。
  • ノートパソコン:現在使用している個人用のノートパソコンをそのまま活用します。
  • プリンター/スキャナー:こちらも個人用のものを活用しますが、本店にも必要な場合は新規購入を検討します。
  • モニター:事業目的に「投資」が含まれているため、複数台のモニターが必要では?と思われるかもしれませんが、atabowsの投資方針はスキャルピングやデイトレードではないため、外部モニターは不要と判断しています。

いずれの機器も、まずは現在個人で使用しているものを継続利用し、更新時には法人名義での購入を検討する方針です(現有機器を法人名義へ変更する予定はなし)。

IT・システムインフラ

次に、IT・システムに関するインフラについて整理します。

ドメイン取得とメール環境

独自ドメインや法人用メールアドレスは法的な義務ではありませんが、事業運営上は以下の観点から非常に有用です。

  • 対外的な信頼性の向上
  • ブランディングの一貫性
  • セキュリティと管理性の確保

そのため、atabowsでも法人用に独自ドメインとメール環境を整備する予定です。

XServerレンタルサーバー (キャンペーン後の月額利用料 990円)

クラウドストレージと共有環境

atabows個人としては、家族との共有スペースとしてDropboxを利用していましたが、法人用には別途専用環境を用意します。

Dropbox、Google Drive、OneDriveなど複数の選択肢がありますが、MicrosoftのExcel、Word、PowerPointなどを日常的に使用することから、Microsoft 365の導入を検討しています。

Microsoft365 Business Standard (年払い 22,488円)

チャット・Web会議ツール

現在では、業務においてチャットやWeb会議ツールは欠かせない存在です。atabowsは会社員時代にMicrosoft Teamsを利用していたため、クラウドストレージと合わせてMicrosoft環境で統一する方針です。

会計管理ツール

日々の経費精算や決算、確定申告に対応するため、会計管理ソフトの導入は必須です。以下の2つの有力サービスのうち、どちらかを選定予定です。

freee会計 ひとり法人(年払い 35,760円)

マネーフォワード ひとり法人プラン(年払い 29,760円)

その他

契約書管理・電子署名ツールや、タスク・プロジェクト管理ツールについては、事業の進捗や必要性に応じて順次導入していく予定です。

タスク管理:Notion、Trello、Asanaなど

契約書管理・電子署名:クラウドサイン、GMOサインなど

法務・財務インフラ

続いて、法務・財務に関するインフラについて整理します。

基本的な法務・財務手続き

銀行口座の開設、印鑑・登記関連、税務署や社会保険事務所への各種届出などは、法人設立時に必要な手続きとして対応予定のため、ここでは詳細を割愛します。

顧問税理士・社労士の契約について

当面は「ひとり法人」もしくは「家族による法人経営」を想定しているため、社労士との契約は現時点では不要と判断しています。

税理士についても、設立初期の数年間は以下のようなシンプルな費用構成が中心となる見込みです。

  • 役員報酬
  • 投資による収益
  • 打ち合わせ・視察に伴う交通費
  • 事務所運営費

これらの範囲であれば、自身での会計処理・申告対応が可能と考えています。実際の運営を進める中で、業務量や複雑性が増してきた場合には、必要に応じて税理士との契約を検討する方針です。

人的インフラ

続いて、人的インフラについて整理します。

人的インフラには、業務委託・外注先の確保、社内規定の整備、採用・人材管理ツールの導入などが含まれますが、現時点では「ひとり法人」または「家族による法人経営」を想定しているため、外部委託やツールの活用は考えていません。

ただし、社内規定に関しては、最大限に活用できるよう整備を進めていく予定です。特に、旅費規程や福利厚生制度などは、法人としてのメリットを享受するためにも、しっかりと規定していきます(笑)。

広報・営業インフラ

最後に、広報・営業に関するインフラについて整理します。

投資を主目的とする法人であれば、広報や営業活動は必須ではありません。しかし、将来的にコンセプトカフェの運営や通信販売事業の展開を視野に入れているため、それらの事業を開始するまでには、広報・営業の基盤を整備しておく必要があります。

特に、初期段階でしっかりとブランディングを行っておくことは、事業の認知度や信頼性を高めるうえで非常に重要です。今後の展開を見据えながら、じっくりと戦略を練っていきたいと考えています。

おわりに

この原稿を執筆している8月のお盆休みの間に、会計ソフト会社が運営する「会社設立に関する無料相談」に申し込みました。

会社設立の目的に資産運用を含めていることや、代表社員を誰にするのが適切かなど、さまざまな観点からお話を伺い、その結果も踏まえて計画を練り直していきたいと考えています。

とはいえ、この計画を実行に移すのか、それとも机上の空論で終わってしまうのか──そのあたりは、自分自身の気持ちや流れに委ねながら、今後の変化を楽しんでいきたいと思います。

どうなるかは、乞うご期待。

~皆さんが、毎日心穏やかに楽しく暮らせますように~

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