【FX/CFD投資 月次報告-21】25年5月の運用実績(月利2.3%)

FX

こんにちは、atabowsです。

現在、atabowsはFXのスワップ運用とFX・CFDのリピート運用を行っています。

2006年にFXを始めてから十数年が経ち、2022年から現在の投資スタイルに落ち着きました。それぞれの投資方針やKPIについては別のブログにまとめていきます。

atabowsのブログは、FX/CFD投資の運用方針や運用実績の記録を残すものがメインとなっていますが、安全資産及び低リスク資産も含めた投資全般についても記録を残していきたいと思っています。

そこで、本記事も含めて、毎月の運用実績は以下のように分析をしていきたいと思います。

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今回は、25年5月FX/CFD運用実績について報告します。

本稿の目的は以下となります。

  • 今月の取引実績を振り返っておきたい
  • 運用実績が、運用方針やKPI、2025年前半の運用方針にに沿っているか確認する
  • 毎月の振り返りの中で運用方針との偏差を確認し、翌月の運用方針に反映する

FX/CFD投資の詳しい投資方針やKPIについては、以下のリンクを参照してください。

それでは、本稿の目次は以下となります。

  1. 運用方針・KPIの確認
  2. 運用実績(未使用率・運用益・月利)
  3. 口座資産(評価損益・総資産・口座清算価値)
  4. 運用益の推移・投資回収比率
  5. 運用益の配分実績
  6. 運用状態
  7. まとめ
  8. その他の高リスク資産

運用方針・KPIの確認

まず最初に、初心忘れるべからずと言うことで、運用方針およびKPIを確認しておきます。KPIとはKey Performance Indicatorの略で数値目標を指します。

運用方針
  • 航路を守れ! by ジョン・C・ボーグル
  • KPIの優先順位は、合計の未使用率>>>スワップ系&リピート系の未使用率>>合計の利益率>スワップ系&リピート系の利益率
  • 運用実績が目標値以上になった場合、または未使用率が目標値以下になってしまう場合は追加設定を行わない
KPI
取引方式月利未使用率
スワップ系1.5~2.0%30%以上*
リピート系1.5~2.5%30%以上
合計1.5~2.0%30%以上
*注記:スワップ系の未使用率は高リスク部分に対して

注記:月利および未使用率は集計時点での総資産(口座資産と未確定SWPの合計)に対しての割合と定義しています。

atabowsは、長期的に安定した運用を目指していますので、このあたりのKPIが心地よい値と感じています。

運用実績(未使用率・運用益・月利)

それでは、今月のの運用実績を確認していきましょう。

atabowsは、以下の取引をしています。

  • スワップ系(新興国):ヒロセ通商で新興国通貨のTRY/JPY、MXN/JPY、ZAR/JPY
  • スワップ系(USD):GMO外貨の外貨exでUSD/JPY
  • リピート系(FX):松井証券でFX(USD/JPY他主要6通貨+MXN/JPY)
  • リピート系(CFD):GMO外貨の外貨exCFDで日本225のCFD

まず最初に、未使用率を確認します。カッコ内はKPIとなります。

  • スワップ系:42.7%(30.0%)
  • リピート系:39.6%(30.0%)
    • FX:40.8%(30.0%)
    • CFD:38.2%(30.0%)
  • 合計:40.4%(30.0%)

いずれもKPIをクリアしています。

注:スワップ系の未使用率はヒロセ通商での取引分(新興国)のみとなります。外貨exで取引しているUSDの分は、ストップロスを設定した取引を行っている関係上、未使用率による管理はしていません。

次に運用益(月利)です。カッコ内はKPIとなります。

  • スワップ系:3.9%(1.5~2.0%)
    • 新興国:5.1%
    • USD:2.3%
  • リピート系:1.2%(1.5~2.5%)
    • FX:1.2%
    • CFD:1.3%
  • 合計:2.3%(1.5~2.0%)

スワップ系と合計はKPI以上、リピート系はKPI未達となりました。

スワップ系(新興国)に関して、TRY/JPYの損出しを実施したこと、及びMXN/JPYとZAR/JPYに対してストップロスを設定して、浮いた投資資金をTRY/JPYの建玉追加に回したこと(『スワップ系(新興国)の積極運用に関する検討』参照)から、利回りは5.1%とダントツに高くなり、後述しますが、運用益も単独で10万円を超えてきました(108,251円)。

利回りの推移は以下になります。

2023年はリピート系(緑色棒グラフ)、2024年以降はスワップ系(青色棒グラフ)がけん引していることがわかります。スワップ系は、政策金利の引き下げ、及び円高傾向も重なり減少方向にありますで、建玉の追加による利回り確保を図りつつ、リピート系の利回り改善策を考えていきたいと思います。とはいえ、直近6ヶ月の平均利回り(グレー色折れ線グラフ)は横ばいで安定していますので、大きな方針変更は考えていません。

毎月の繰り返しになりますが、スワップ系は、ひたすら建玉を構築することで、安定的にインカムゲインを獲得、リピート系は、設定内で繰り返し約定することで、市場の値動きを捉えキャピタルゲインを獲得、という両輪の投資を継続していきたいと思います。

次に、運用益を取引方式別に確認します。カッコ内は直近4ヶ月平均となります。

  • スワップ系:141,933円(141,933円)
    • 新興国:108,251円
    • USD:33,682円
  • リピート系:73,109円(73,109円)
    • FX:36,743円
    • CFD:36,366円
  • 合計:215,042円(195,484円)

2ヶ月連続で20万円の大台を超えることができました。

口座資産(評価損益・総資産・口座清算価値)

つづいて、口座資産を確認します。

まずは、各取引区分ごとの総資産を確認します。参考として2025年初時の総資産額も掲載します。

今月は、スワップ系(新興国)に関して損出しを実施したため、同資産の比率が先月の30%⇒23%へ減少しました。

次に、資産全体の流れをウォーターフォールで把握します。総資産は口座資産と未実現SWPの合計で、確定金額となります。これに対し、口座清算価値は総資産に為替差損益を加えたものとなり、為替の影響受け変動します。

今月の為替為替差損益は、41万円と3ヶ月ぶりにプラスに転じました。これは、円安方向への相場の動きと、損出しの影響が原因となっています。

結果として、今月の資産の構図は以下のようになります。

口座資産 < 総資産 < 口座清算価値

為替差損益はコントロールが出来ない部分ではありますが、精神的には『口座資産 < 総資産 < 口座清算価値』が落ち着きます。

次に、未実現SWPと為替差損益の合計である評価損益について、もう少し詳しく見ていきましょう。

スワップ系投資において、atabowsは暴落時も積極的に追加投資を実施しました。その結果、MXN/JPY・ ZAR/JPYは底値圏で建玉を持てたことにより、大幅な評価益を確保しています。一方、TRY/JPYに関しては、23年~25年の累計で1,157,645円の損出しを実施したこと(すごい金額ですね!)、これに伴い建玉を買い直すことで平均レートが下がったことから、4月の下落を受けても▲3万円と、評価損益はほぼプラスマイナスゼロ圏内となっています。

また、リピート系に関してもレートが円高傾向にあるときに長期保有用の建玉を持った結果、評価損を薄めることが出来ていますし、円安方向にレンジが外れた場合は、やみくもに追従するということも行っていません。これにより、atabowsは類似の方針で取引を行っている方達と比べて、評価損は少ない運用ができていると思います。

その結果、評価損益合計では164万円のプラスとなっていて、このうち123万円を未実現スワップポイントが占めており、大きな含み益バリアを形成してくれています。

上記を裏付けるデータとして、リピート系の確定損益および評価損益を確認します。緑色の棒グラフは確定損益、オレンジ色の棒グラフは評価損益、赤色の折れ線ブラフはその合計(損益合計)を表しています。

5月末時点の確定損益が202万円に対して、評価損益が▲16万円と、確定損益に比べて評価損益が小さいことがわかります。その結果、損益合計としては185万円となりました。

本章の最後に、評価損益・総資産・口座清算価値の推移を確認しておきましょう。金額は当月の評価損益と口座清算価値を表しています。

今月も口座清算価値が大台(1千万円)を下回っていますが、5か月ぶりに前月比プラスに転換しました。来月は再び大台に乗るか楽しみです。

運用益の推移・投資回収比率

運用益の推移です(カッコ内は損出し/手仕舞い等、一時的な対策実施も含んだ金額。最少益・最高益は月間)。

2009年~2018年
  • 合計:▲137,842円
  • 年平均:▲13,784円
2019年
  • 利回り:10.3%
  • 最少益:▲8,710円
  • 最高益:45,069円
  • 合計:393,012円
  • 月平均:32,751円
2020年
  • 利回り:5.7%
  • 最少益:▲51,738円
  • 最高益:101,228円
  • 合計:212,309円
  • 月平均:17,692円
2021年
  • 利回り:10.2%
  • 最少益:▲66,139円
  • 最高益:40,140円
  • 合計:278,474円
  • 月平均:23,276円
2022年
  • 利回り:10.5%
  • 最少益:11,505円
  • 最高益:82,804円
  • 合計:648,455円 (371,934円)
  • 月平均:54,038円(30,995円)
2023年
  • 利回り:20.1%
  • 最少益:69,894円 / 月利1.1%
  • 最高益:144,000円 /月利2.1%
  • 合計:1,398,323円 (734,805円)
  • 月平均:116,527円 / 月利1.7%(61,234円)
2024年
  • 利回り:18.4%
  • 最少益:109,408円 / 月利1.5%
  • 最高益:184,551円 / 月利2.0%
  • 合計:1,690,151円(1,002,566円)
  • 月平均:140,846円 / 月利1.7%(83,547円)
2025年
  • 25年1月:149,460円 / 月利1.6%(421,280円)
  • 25年2月:134,780円 / 月利1.4%
  • 25年3月:174,600円 / 月利1.8%
  • 25年4月:257,515円 / 月利2.6%
  • 25年5月:215,042円 / 月利2.3%(▲8,954円)
  • 累計:931,397円 (1,194,263円)
  • 月平均:186,279円 / 月利1.9%

次に、累計運用益と対24年累計比率をグラフにします。

緑色、水色、紫色の折れ線グラフは、24年末を起点として、それぞれ毎月複利ベースで1.5%、2.0%、2.5%で利益を獲得した場合の累計運用益を示しています。5月迄の累計利益は931,397円と水色の折れ線グラフにかなり肉薄しています。

棒グラフは、累計の運用益(23年、24年、25年)を表します。2025年はオレンジ色で表します。この棒グラフが1.5%複利の緑色の折れ線グラフを超えて推移することを目標としています。水色を超えて、紫色に近づければ最高ですね。

また、赤色の折れ線グラフは、対24年累計比率を表しています。5月末時点で55.1%ですので、単純割の41.7%(100%x5ヶ月÷12ヶ月)を大幅に超えています。この調子で推移して、10月位に100%を超えてくれると嬉しいです。因みに、昨年は11月時点で前年を超えることができました。

次に、累計獲得金額が投資金額に占める割合、すなわち投資回収比率を見てみます。累計獲得金額は2009年からの累積金額となります。

投資回収比率
  • 投資金額:6,949,976円
  • 累計獲得金額:5,414,278円
  • 投資回収比率:77.9%

投資回収比率が、100%を超えれば投資資金をすべて回収したことになりますが、atabowsの場合、約78%の資金を回収済みという状況です。順調に行けば、2026年の上期中に回収比率が100%を超える見込みです。

運用益の配分実績

ここでは、運用益の配分実績について整理をしておきます。

今月は、運用益の分配は実施せずに全額未使用金に充当しました。

運用状態

本編の最後に、未使用率とリピート系の為替レート/日経225のシグナル判定を総合的に判断し、運用状態を確認します。

運用状態の定義については、2025年前半(1~6月)の運用方針を参照してください。

リピート系のレート/日経225の状態については、週次報告のリピート系(安定性の確認)でシグナル判定をしていますので、詳細は割愛し、ここでは運用状態の結果のみ報告します。

運用状態
  • 未使用率:すべての取引対象が30%以上、かつ合計が35%以上(安定期)
  • リピート系:為替レート/日経225のシグナル判定はいずれも評価4もしくは5(安定期)
  • 以上により、今月の運用状態は安定期である

まとめ

まとめとして、今月の総括および翌月の方針です。

今月の総括

  • 運用状態:安定期
  • 未使用率:全てKPIをクリア
    • スワップ系:42.7%
    • リピート系:39.6%(FX:40.8%・CFD:38.2%)
    • 合計:40.4%
  • 運用益(月利):スワップ系および合計はKPI以上、リピート系はKPIを未達
    • スワップ系:3.9%
    • リピート系:1.2%
    • 合計:2.3%
  • 運用益(額):215,042円
  • 25年累計運用益(累計比):931,397円(55.1%)

翌月の方針

  • スワップ系:建玉の追加を実施
  • リピート系:運用方針の通り

上記の元となる2025年前半(1~6月)の運用方針については、こちらのリンクを参照してください。

その他の高リスク資産

次に、その他の高リスク資産の実績を紹介たいと思います。atabowsはFX/CFDの他に少額ですがビットコインを保有しています。

ビットコインに関して、atabowsはGMOコインで運用をしています。24年2月迄は毎月の積み立て投資をしていましたが、レートが高騰したことから、24年3月以降は毎月の積み立ては行っていません。レートが暴落した際は、スポット買いをするかもしれません。

ビットコインの保有資産は以下の通りです。

ビットコイン
保有数量平均購入レート投資金額
0.0496BTC3,856,779円/BTC191,360円

この投資に対して、今月末時点での資産を確認しておきます。

評価額は、対投資比率382%、対先月比111%の73万円となりました。

今後のビットコインの運用方針ですが、ビットコインの所得税は、雑所得で総合課税扱いとなりますので、給与収入と一緒に課税されてしまいます。従いまして、atabowsは、サラリーマンを辞めて給与収入が無くなるまで長期保有する予定です。その時には、評価額が投資額比で100倍(10,000%)くらいになっていると嬉しいですね。

投資は自己責任でお願いします。

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