みなさんこんにちは。atabowsです。現在atabowsは、FXでスワップ系(高リスク、低リスク)及びFXとCFDでリピート系の投資を行っています。
2006年よりFXを始めてはや十数年、ようやく2022年から今の投資スタイルに落ち着きました。それぞれの投資方針やKPIについては別のブログにまとめています。

今回は、25年4月21日~年4月25日のFX/CFD運用実績について報告します。
本稿の目的は下記となります。
- 今週の運用実績を軽く振り返っておきたい
- 運用実績が運用方針やKPI、月次報告に記載の方針に沿っているか確認したい
- 毎週の振り返りの中で運用方針との偏差を確認し、翌週の運用方針に反映する
FX投資の詳しい投資方針&KPIについては、こちらのリンクを参照してください。
atabowsの実際の設定内容については、こちらのリンクを参照してください。
スワップ系の投資方針については、こちらのリンクを参照してください。
リピート系(FX)の投資方針については、こちらのリンクを参照してください。
リピート系(CFD)の投資方針については、こちらのリンクを参照してください。
2025年前半(1~6月)の運用方針については、こちらのリンクを参照してください。
それでは、本稿の目次は下記となります。
運用実績(未使用率、運用益)
それでは、まずは今週の運用実績を見ていきましょう。
atabowsは、スワップ系に関しては、ヒロセ通商で新興国通貨のTRY/JPY、MXN/JPY、ZAR/JPY(以下、スワップ系(新興国))、外貨exでUSD/JPY(以下、スワップ系(USD))の取引をしています。また、リピート系に関しては、松井証券でFX(以下、リピート系(FX))、外貨exで日経225のCFD(以下、リピート系(CFD))の取引をしています。
まず最初に、未使用率を確認しておきます。

スワップ系は36.6%、リピート系全体では35.9%、その内訳としてFXは40.1%、CFDは30.5%、合計では36.1%といずれもKPIをクリアしています。
注:スワップ系の未使用率はヒロセ通商での取引分(新興国)のみとなります。外貨exで取引しているUSDの分は、ストップロスを設定した取引を行っている関係上、未使用率による管理はしていません。
次に運用益です。今週のスワップ系とリピート系の合計運用益は、57,548円となりました。直近の4週平均と比べます。

スワップ系に関して、4週平均比101%の29,336円となりました。今週も平均を維持しています。
リピート系に関して、こちらは4週平均比93%の28,212円となりました。
この結果、合計では4週平均比97%と平均並みの結果となりました。今年に入ってからの平均がおよそ43,000円ですので、それと比べるとずいぶん頑張ってくれているのですが、2週間前の87,968円の実績が4週平均を大きく押し上げています。
金額ベースでは、週間利益の目安である35,000~47,000円*のレンジを大きく上回る結果となりました。
*注記:運用益合計の目安は総資産に対して月利1.5~2.0%を週ベースに換算した金額となります。
取引口座別の週間利益の推移を棒グラフに、直近3ヶ月(13週)の平均を折れ線グラフに表します。

直近3ヶ月(13週)の平均に関しては、短期的には上下動(好不調)を繰り返しながらも、長期的には右肩上がりになっていくことを期待しています。
口座資産(評価損益、口座清算価値、総資産)
評価損益、口座清算価値、総資産も確認しておきます。こちらはある程度長いスパンで比較したいので2025年初時と比較します。

atabowsは、評価損益をはじめとする資産額はKPIの対象にしていませんが、やはりマイナス評価よりプラス評価の方が嬉しいですよね。取引会社毎の評価損益の内訳等については、月次報告でまとめていきたいと思いますが、週次報告では評価損益の合計を確認しておきたいと思います。
評価損益は、各取引口座の為替差益と、ヒロセ通商の未実現スワップポイントの合計金額となります。集計時点における未実現スワップポイントは184万円でしたので、為替差益はマイナス58万円(126万円-184万円)となります。先週はマイナス92万円でしたので、30万円程為替差損が改善されています。
毎週繰り返しになりますが、為替はコントロールできないですし、為替差益がマイナスになる時期もありますが、スワップポイントは着実に積みあがりますので、淡々と投資方針に従いながら継続運用していきたいと思います。
注記:総資産とは、口座資産と未実現スワップポイント(SWP)の合計を指します。ヒロセ通商の場合、SWPは毎日口座に反映されるのではなく、ポジションをクローズした場合、もしくはSWP振替を選択した場合にまとめて口座に反映されます。
リピート系/安定性の確認
2024年の運用利回りを見ると、総じてリピート系の利回りがスワップ系の利回りより低いことから、リピート系の運用利回りの改善を図るために考察していきたいと思います。
ここで、リピート系投資において運用益を上げるための要素としては、下記の3点がポイントとなります。
- ボラティリティがある(日々の細かい値動きを刈り取る手法につき)
- 1回あたりの取引単位数量が多い(運用益は単位数量に比例するため)
- 設定レンジ内にてレート(株価)が推移する(レートが仕掛け内に無いと約定しないため)
このうち、#1は相場次第で自身ではコントロールできません。#2は運用資金次第、ということになりますが、atabowsは運用方針で未使用率のKPIを規定していますので、それを守る必要があります。
一方で、#3はレート(株価)が設定レンジ内、それもできるだけ中心部にあるほうが運用に安定感があるといえますし、状況を見ながら、次にどこに優先的に投資資金を回せばよいかという目安にもなります。そこで、ここではリピート系の各取引においてレート(株価)がどのような状態にあるかを、5段階評価(シグナル判定)にて確認してきたいと思います。
なお、それぞれの取引における評価基準は下表となります。
取引名 | 評価5 | 評価4 | 評価3 | 評価2 | 評価1 |
---|---|---|---|---|---|
FX | レンジの 中心50%内 | レンジの 中心75%内 | レンジ内 | レンジ上抜け | レンジ下抜け |
CFD | レンジの 中心50%内 | レンジの 中心75%内 | レンジ内 | レンジ上抜け | レンジ下抜け |
それでは、今週の状況を見てみましょう。

今週は、USD/JPYが評価4、それ以外は評価5となりました。
運用状態
本編の最後に、上述の未使用率及びリピート系の為替レート/株価が設定レンジ内で推移しているか等を総合的に判断することで、運用状態がどうなっているか確認をしておきます。
現在の判定基準では、レンジ内(評価3以上)に入っていれば安定期としていますが、今回の乱高下を経験して、評価3を安定期とするのは違和感を感じましたので、2025年後半の運用方針を作成する際、見直しをしたいと思います。
運用状態の定義については、2025年前半(1~6月)の運用方針を参照してください。
- 未使用率:全ての対象が30%以上、かつ合計が35%以上である(安定期)
- リピート系:為替レート、日経225の株価供に設定レンジ内(評価4~5)である(安定期)
- 以上により、運用状態は安定期である
まとめ
最後にまとめとして、今週の総括および翌週の方針です。
来週も、トランプ大統領の関税政策の影響を受けて相場の急騰・急落が予想されますので、安全運転を心がけていきたいと思います。
今週の総括
- 運用状態は安定期である
- 未使用率に関して、スワップ系は36.6%、リピート系は35.9%、リピート系の内訳としてFXは40.1%、CFDは30.5%、合計では36.1%と、リピート系(CFD)を除いてKPIをクリアしている
- 運用益に関して、合計では57,548円となり、目安のレンジ(35,000円~47,000円*)のレンジを上回る結果となった
- リピート系の5段階評価に関して、USD/JPYが評価4、それ以外は評価5となった
- 4月の累計運用益は、235,440円となった
翌週の方針
- スワップ系に関して、
- 今週は建玉の追加は実施しない
- リピート系に関して、
- レンジ内の追加設定は実施しない
- レンジ外の追加設定は運用方針の通り
*注記:運用益合計の目安は総資産に対して月利1.5~2.0%を週ベースに換算した金額となります。
投資は自己責任でお願いします。
おまけ(損出しのポテンシャルに関する検証)
atabowsは、FX/CFDによる取引を長期資産運用の一環として行っています。そのためには、
- 持続可能であること(とにかく退場にならないこと)
- 再現性があること(安定してフロー収入が得られること)
- 充実した取引ができていること(ワクワクする取引手法であること)
がとても重要になってきます。そこで、ここでは毎月様々な切り口で、運用方針の見直しにつながるような検証していきたいと思います。
というわけで、今回のお題は『損出しのポテンシャルに関する検証』としたいと思います。
過去の検証内容は、こちらの巻末に一覧があります。
背 景
過去のブログでも報告していますが、atabowsはここ数年損出しを実施しています。今年もそれなりの利益が見込めますので、損出しを実施して今年の課税対象額を減らしたいと考えています。
そこで、ここでは現時点における年間利益見込み額と損出しの対象額について確認をしておきたいと思います。
課税対象額の想定
まず最初に、課税対象額について、4月26日時点における利益から年間の見通し金額を想定しておきたいと思います。因みに、atabowsが行っている取引の中で、ヒロセ通商で実施しているスワップ系(新興国)、及び外貨exのリピート系(FX)で獲得するスワップポイント、更に外貨exのリピート系(CFD)の価格調整額については、建玉を決済するまでは口座に振り込まれないため、課税対象とはなりません。
下記の金額は、4月26日時点の課税対象利益額となります。
- スワップ系(新興国):0円(ヒロセ通商)
- スワップ系(新興国):2,376円(セントラル短資)
- スワップ系(USD):73,908円
- リピート系(FX):147,710円
- リピート系(CFD):136,003円
- 合計:359,997円
これを日割りして、12月末までの金額を想定すると、1,132,749円(359,997円 x 116日/365日)となります。
更に、1月に実施したセントラル短資の手仕舞いによる確定益の271,820円を加えた、1,404,569円が年末時点における想定課税対象額となります。FX/CFDの利益に対する税率はは20.315%ですので、税額は285,338円となります。
これを回避(実際には先送り)するために損出しを行いますが、atabowsは、確定利益は20万円以上として確定申告を実施することにしていますので、約120万円が損出ししてもよい最大の金額となります。
損出し対象額
次に、4月26日時点における損出し対象額(評価損)の確認、及び実施後の対応等を整理しておきたいと思います。
- スワップ系(新興国):対象はTRY/JPYの全建玉(629Lot)。▲44,364円。損出し後の対応は、700Lotを購入、且つ想定安値を2.5円とする。
- スワップ系(USD):対象は追加建玉分の18,000通貨分。SLを140.0円に設定した場合、▲222,300円。損出し実施後は、当面の間10,000通貨を目途にゆったりリピートを継続する。
- リピート系(FX):対象はレンジ内設定の内、上値分の設定解除をした分。▲57,808円。同数の建玉を購入し、対象平均値に決済指値を入れておく。
- リピート系(CFD):対象は、建単価が40,000円以上の建玉(3.0枚)。▲177,020円。同数を5分割(0.6枚づつ)に分けて購入し、対象平均値に決済指値を入れておく。
- 合計:501,492円
損出しのタイミング
最後に、損出しのタイミングについて考えたいと思います。
理屈の上では、今後の為替/株価の動向は分からないですし(なので今の取引方針に落ち着いた)、損出しを実施しておいた方が未使用率も増えますし、今年もいつかは実施するのは間違いないのですが、一時的にせよ総資産額が減ってしまうのは気持ち的にもやっとする部分ではあります。もう一週間考えてみたいと思いますが、現時点では上記の#1と#2はゴールデンウイーク中に実施するつもりです。