【FX/CFD投資 週次報告-109】25年10月27日~10月31日の運用実績

FX

こんにちは、atabowsです。

現在、atabowsは高リスク資産投資のカテゴリーにて、FXのスワップ運用とFX・CFDのリピート運用を行っています。

2006年にFXを始めてから十数年が経ち、試行錯誤の末2022年から現在のスタイルに落ち着きました。各運用スタイルの投資方針やKPIについては、別のブログで詳しく解説していきます。

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今回は、25年10月27日~25年10月31日FX/CFD運用実績について報告します。

本稿では、以下を目的としています。

  • 今週の運用実績を軽く振り返っておきたい
  • 運用実績が運用方針やKPI、月次報告に記載された方針に沿っているか確認したい
  • 毎週の振り返りの中で運用方針との偏差を確認し、翌週の運用方針に反映する

FX/CFD投資の詳しい投資方針やKPIについては、以下のリンクを参照してください。

それでは、本稿の目次は以下となります。

  1. 運用実績(未使用率・運用益)
  2. 口座資産(評価損益・口座清算価値・総資産)
  3. リピート系/安定性の確認
  4. 運用状態
  5. スワップ収益の見通し
  6. まとめ
  7. おまけ(xFIRE時におけるリピート系(CFD)の設定)

運用実績(未使用率・運用益)

それでは、今週の運用実績を振り返っていきましょう。

現在、atabowsが行っている取引は以下の通りです。

  • スワップ系(新興国):TRY/JPY、MXN/JPY、ZAR/JPY(ヒロセ通商
  • スワップ系(USD):USD/JPY(GMO外貨の外貨ex
  • スワップ系(TRY):TRY/JPY(セントラル短資
  • リピート系(FX):USD/JPY他主要6通貨+MXN/JPY(松井証券
  • リピート系(CFD):日本225のCFD(GMO外貨の外貨exCFD

それぞれの役割や狙いは異なりますが、全体として「安定したフロー収益+資産の積み上げ」をめざしています。

まずは未使用率の確認です(カッコ内は前週実績)。

  • スワップ系:53.9%(53.2%)
  • リピート系:41.7%(41.9%)
    • FX:36.5%(36.3%)
    • CFD:47.4%(48.1%)
  • 合計:45.6%(45.4%

今週も未使用率はすべての区分でKPIをクリアしています。

注:スワップ系の未使用率はヒロセ通商での取引分(新興国)のみとなります。外貨exで取引しているUSD/JPY、およびセントラル短資で取引しているTRY/JPYは、ストップロスを設定した取引を行っている関係上、未使用率による管理は行っていません。

次に運用益を確認します(カッコ内は先週実績)。

  • スワップ系:52,468円(70,005円)
    • 新興国:44,123円(57,355円)
    • USD:3,508円(8,507円)
    • TRY:4,837円(4,143円)
  • リピート系:15,291円(10,191円)
    • FX:9,634円(7,191円)
    • CFD:5,657円(3,000円)
  • 合計:67,759円(80,196円)

今週の合計運用益は67,759円となり、今週も目安レンジ(39,000~52,000円*)を大きく上回りました。

*注記:運用益合計の目安は総資産に対して月利1.5~2.0%を週ベースに換算した金額

以下のグラフでは、取引口座ごとの週間利益の推移を棒グラフで、直近13週の平均を折れ線で示しています。

短期的には波がありますが、長期的には右肩上がりを目指しているので、平均値の動きにも注目しています。「今週はどうだった?」だけでなく、「この3ヶ月の流れはどうか?」という視点も大切にしています。

ここ最近好調が続いていますが、取引方針にしたがって粛々と運用を続けていきたいと思います。

口座資産(評価損益・口座清算価値・総資産)

資産の推移は、週次の利益以上に「運用の安定性」や「積み上げの実感」を得るうえで大切な指標です。ここでは、評価損益・口座清算価値・総資産の3項目を確認していきます(カッコ内は前週実績)。

  • 評価損益:359万円(342万円)
  • 口座清算価:1,277万円(1,257万円)
  • 総資産:1,120万円(1,112万円)

評価損益は、為替差益とヒロセ通商の未実現スワップポイントの合計です。今週の為替差益は、157万円(359万円−202万円)となりました。

為替はコントロールできない領域ですが、スワップポイントは日々着実に積み上がっていくもの。
だからこそ、短期の値動きに左右されず淡々と運用を続ける姿勢が大切だと感じています。

注記:総資産とは、口座資産と未実現スワップポイント(SWP)の合計を指します。ヒロセ通商の場合、SWPは毎日口座に反映されるのではなく、ポジションをクローズした場合、もしくはSWP振替を選択した場合にまとめて口座に反映されます。

リピート系/安定性の確認

2024年以降の運用利回りを見ると、リピート系の利回りはスワップ系より低い傾向にあります。このため、リピート系の運用利回り向上に向けた考察を進めていきます。

ここで、リピート系投資において運用益を上げるための要素としては、以下の3点がポイントとなります。

  1. ボラティリティ:相場次第につき自分ではコントロール不可
  2. 取引単位数量:運用資金に依存、かつ未使用率KPIを守る必要があるため自分ではコントロール不可
  3. 設定レンジの中心付近を維持:安定性が向上し、投資資金の最適な配分の目安となる。追加の投資先についてはある程度コントロール可

この中で、特に意識しているのが#3の「設定レンジの中心付近を維持」。
為替や株価が設定レンジの中心に近いほど、リピート系の利益が安定しやすくなります。

このため、リピート系の各取引において為替レート/日経225の株価の状態を5段階評価(シグナル判定)で確認します。

なお、各取引の評価基準は以下の通りです。

評価FXCFD
5レンジの中心50%内レンジの中心50%内
4レンジの中心75%内レンジの中心75%内
3レンジ内レンジ内
2レンジ上抜けレンジ上抜け
1レンジ下抜けレンジ下抜け

それでは、今週の状況を見てみましょう(カッコ内は前週の判定)。

  • 評価1:なし(なし)
  • 評価2:EUR/JPY、日経225(EUR/JPY)
  • 評価3:GBP/JPY(GBP/JPY、日経225)
  • 評価4:なし(なし)
  • 評価5:上記以外

今週も円安、株高の傾向が続き、EUR/JPYおよび日経225が設定レンジを外れてしまいました。日経225は過熱感がたっぷりで暴落を予想する声もちらほら聞こえてきていますが、長期的視点に立って考えてみたいと思います。

スワップ収益の見通し

スワップ運用は、時間を味方につけて資産をじっくり育てるスタイルです。
月間の見込み収益について、現状の運用状況を確認していきます。

月間スワップ収益の見込み

直近4週間の平均値をもとに算出した、1ヶ月あたりの想定スワップ収益は以下の通りです(カッコ内は前週実績)。

  • ヒロセ通商(新興国):204,180円(210,780円)
    • TRY:184,800円(191,400円)
    • MXN:13,500円(13,500円)
    • ZAR:5,880円(5,880円)
  • 外貨ex(USD):14,220円(13,950円)
  • セントラル短資(TRY):17,130円(16,890円)
  • 合計:235,530円(241,620円

現時点での、月間スワップ収益の見込みは約23.5万円となります。

スワップ系の総資産額 491万円に対し、月利換算のスワップ率は4.8%に達しています(目標KPI:2.0〜3.0%)。
また、全体の投資金額 1,120万円に対しても2.1%の収益率を確保できており、仮にリピート系が全く約定しなかった場合でも、全体KPI(1.5〜2.5%)をクリアできる水準です。

atabowsは、xFIRE達成に向けて「月間30万円の運用益獲得」をひとつの目標としています。
このうち、スワップ系で25万円を安定的に確保できれば、リピート系で月5万円以上の収益が見込めるため、積極的な資産拡大フェーズは一旦完了と判断することができます。

今後は、安定性と再現性を重視した「守りの運用フェーズ」へと移行するタイミングかもしれません。
この方針転換は今後の検討項目として位置づけ、相場環境や資産状況に応じて柔軟に戦略を見直していく予定です。

運用状態

本編の最後に、未使用率とリピート系の為替レート/日経225のシグナル判定を総合的に判断し、運用状態を確認します。

運用状態の定義については、2025年下半期(7~12月)の運用方針を参照してください。

運用状態
  • 未使用率:合計・スワップ系は40%以上、リピート系(FX・CFD)は共に35%以上とKPIを達成(安定期)
  • リピート系:EUR/JPY、日経225は評価2、GBP/JPYは評価3、それ以外は評価4以上(要対策期)
  • 以上より、今週の運用状態は『要対策期』と判定する

まとめ

最後にまとめとして、今週の総括および翌週の方針です。

運用方針については、2025年下半期(7~12月)の運用方針を参照してください。

今週の総括

  • 運用状態:要対策期
  • 未使用率:全てKPIをクリア
    • スワップ系:53.9%(新興国)
    • リピート系:41.7%(FX:36.5%・CFD:47.4%)
    • 合計:45.6%
  • 運用益:目安のレンジを上回った
    • スワップ系:52,468円(新興国:44,123円、USD/JPY:3,508円、TRY:4,837円)
    • リピート系:15,291円(FX:9,634円・CFD:5,657円)
    • 合計:67,759円
  • シグナル判定:EUR/JPY、日経225は評価2、GBP/JPYは評価3、それ以外は評価4以上
  • 10月の累計運用益:354,879円

翌週の方針

  • スワップ系:
    • (新興国):建玉追加を検討する
    • (USD/JPY):運用方針のとおり
    • (TRY/JPY):運用方針のとおり
  • リピート系:
    • FX:設定レンジの見直しを検討する
    • CFD:設定レンジの見直しを検討する

atabowsは、FX/CFDによる取引を長期資産運用の一環として行っています。そのためには、

  1. 持続可能であること(とにかく退場にならないこと)
  2. 再現性があること(安定してフロー収入が得られること)
  3. 充実した取引ができていること(ワクワクする取引手法であること)

がとても重要になってきます。そこで、ここでは様々な切り口で、運用方針の見直しにつながるような検証していきたいと思います。

というわけで、今回のお題は『xFIRE時におけるリピート系(CFD)の設定』としたいと思います。

過去の検証内容は、こちらの巻末に一覧があります。

背 景

先日のブログ『週次報告-107』では、xFIRE後の資産ポートフォリオを整理しました。続く『週次報告-108』ではスワップ系(新興国)の設定内容について検討を行いました。そこで今回は、リピート系(CFD)の設定内容について改めて検討を行います。

xFIRE時の資産ポートフォリオ

まずは振り返りとして、atabowsが想定するxFIRE時の資産ポートフォリオは以下の通りです。

また、リピート系(CFD)に対する設定内容は以下のように整理していました。

リピート系(CFD)
  • 資本金額:400万円
  • 為替王さんのブログを参考に設定を見直し
  • 「0.1枚 × 新規値幅100円」の設定には200万円が安全水準(100万円の基本設定+暴落時に追加資金100万円投入の実績あり)
  • よって「0.2枚 × 新規値幅100円 / 決済幅500円」の設定を採用
  • 為替王さんの実績では、0.1枚設定で1年4ヶ月半で66万円の収益 ⇒ 0.2枚の場合、月8万円が期待値
  • ポートフォリオ上は控えめに月6万円の期待収益として計上

この前提を踏まえて、設定内容の妥当性を検討していきます。

検討内容

上記の設定内容をもう少し深堀して、前提条件を整理します。

(前提条件)

  • 資本金額:400万円
  • 取引枚数:0.2枚
  • 未使用率:30%以上(資本金のうち30%以上は待機資金)

次に設定内容です。

  • 新規 / 決済間隔:100円 / 500円
  • 設定レンジ:41,000円~52,000円
  • 想定安値(耐えられる実勢株価):31,000円
  • 資本金70%使用時の耐性:36,000円

株価が41,000円〜52,000円の範囲で100円刻みの新規建玉がすべて約定した場合、必要資金は実勢株価36,000円で約280万円(資本金の70%)、30,000円で約395万円(98.6%)となります。

仮に全建玉がストップロスにかかると、資本金400万円(全体資産の33%)と月6万円の期待収益(同21%)を失うことになり、xFIRE後の生活設計に大きな影響を及ぼします。

このリスクに備えるため、以下のような対策が有効です。

  • 株価が36,000円付近に下落した時点で建玉の半数を損切りする
  • 資本金を増額して耐性を高める

他の資産運用状況や労働収入の有無などを踏まえ、柔軟かつ確実に全損リスクを回避する行動を取ることが重要となります。

さて、最後にこの検討結果を踏まえて現状の設定を鑑みた場合、現状の設定は余裕を持った設定となっていることから、今回検討した設定内容に寄せていきたいと思います。但し、現時点での資本金額は約300万円のため、取引枚数は0.1枚、取引間隔は100円刻みとし、レンジを上抜けした場合は柔軟に追従していきます。

項目現設定(25年10月31日時点)暫定的な設定(25年11月~)xFIRE後の設定
資本金約300万円約300万円400万円
新規間隔100円100円100円
決済間隔500円500円500円
設定レンジ38,700~50,100円41,000~52,000円41,000~52,000円
実勢株価がレンジ外時の対応未使用率がKPI達成できる場合のみ追従追従。但し新規間隔200円でも可追従。但し新規間隔200円でも可
未使用率KPI:35%以上(実績は48.1%)KPI:30%以上KPI:30%以上
想定安値30,000円31,000円(36,000円でリスク回避策発動)31,000円(36,000円でリスク回避策発動)
取引枚数0.1/0.2枚(百円単位が000,500の場合は0.2枚)0.1枚0.2枚 もしくは
百円単位が偶数:0.2枚、奇数:0.1枚

暫定的な設定は、為替王さんの設定と比べて安全側の設定となりますので、まずはこれで運用してみて自身の耐性、腹落ち具合を試してみたいと思います。

投資は自己責任でお願いします。

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