こんにちは、atabowsです。
現在、atabowsは高リスク資産投資のカテゴリーにて、FXのスワップ運用とFX・CFDのリピート運用を行っています。
2006年にFXを始めてから十数年が経ち、試行錯誤の末2022年から現在のスタイルに落ち着きました。各運用スタイルの投資方針やKPIについては、別のブログで詳しく解説していきます。
atabowsのブログは、FX/CFD投資の運用方針や運用実績の記録を残すものがメインとなっていますが、2024年に50歳になり、そろそろ真剣にセカンドライフを考える時期に差し掛かったかな、と思い、今後の人生において、ありたき姿とそれに向けての行動記録を書き記していきたいと思います。
セカンドライフプランの全体像については、別ブログにて整理していますが、こちらではそのプランを考えるうえで参考になった書籍について、読書メモという形で記録していきます。読書メモは、自分自身の思考を整理し、行動の根幹に立ち返るための大切なツールとして活用していく予定です。
今回取り上げる書籍は、村松大輔氏の『人生の壁がパッと消える 量子力学的仕事術』です。
本稿の目的は下記となります。
- 読書メモを通じて、自身の行動の軸を再確認すること
本稿の目次は下記となります。
はじめに
atabowsは、ライフプランにおいて『毎日心穏やかに楽しく暮らしたい』という目標を掲げています。この目標を達成するために、8つのサブカテゴリーを設定し、それに沿って生活を見直したり、新しいことにチャレンジしたりしています。
その過程で出会った書籍の中から、特に共感を得たものを題材に、読書メモとして記録を残していきます。メモ作成にあたっては、書籍そのものに加え、書評（ブログ記事、YouTubeの要約、著者の対談など）を参考にしながら、生成AI（NotebookLM）を活用してベースを構築しています。
読書メモ作成のポイントは以下となります。
- 実際に読んで強く共感した書籍を題材にする
- 書籍の内容に加え、書評・要約・対談などの外部情報も参考にする
- NotebookLMなどの生成AIを活用し、効率的にメモのベースを構築する
- 読書メモは「思考の足場」として、行動の根幹に立ち返るために活用する
- サマリーは、実践に活かせるよう５つ程度のポイントに絞って整理する
書籍の紹介
今回取り上げる書籍は、村松大輔氏による『人生の壁がパッと消える 量子力学的仕事術』です。
著者の村松氏は、東京大学工学部を卒業後、家業の製造業に従事されましたが、うつ病を患うなどの困難を乗り越える過程で、量子力学と出会い、意識が現実を創るという原理を発見しました。現在、この原理を応用した能力開発塾で、生徒が偏差値80代を達成するなどの目覚ましい成果を上げています。
人生の壁がパッと消える「量子力学的」仕事術 | 村松大輔 |本 | 通販 | Amazon
サマリー
村松氏は、現実を創造する意識の構造を以下の３層に分けて説明しています：
- 物質層（現象界）
私たちが日常で認識する現実世界。仕事、人間関係、金銭などの「問題」がここに現れる。 - 意識層（観測者の意図）
現象を生み出す「意図」や「信念」が存在する層。ここで何を観測するかによって、物質層の現象が変化する。 - ゼロポイントフィールド層（ZPF層）
量子力学的にすべての可能性が存在する根源的な層。ここでは自他の境界がなく、純粋なエネルギー状態。意識をこの層に合わせることで、現象そのものが変容する。
この３層を理解することで、「壁」は物質層の問題ではなく、意識層の観測によって生じていること、そしてZPF層にアクセスすることで壁を“消す”ことが可能になると説かれています。
これを踏まえて、ポイントを整理します。
1. 意識層による壁の創出
困難や問題は、無意識の意図が物質層に現象化したものです。意識層での観測の変化によって、壁の消失が可能になります。
実践アクション：
- 問題の書き出しによる意図の可視化
- 思考の疑問化による信念の再検証
2. ZPF層への視座の転換
物質層での「乗り越える」発想から、ZPF層の視点への移行によって、自他の境界の消失と現象の変容が起こります。
実践アクション：
- 瞑想による思考の静止
- 俯瞰視点によるつながりの実感
3. 愛と感謝による周波数の共鳴
不足や不安の観測による現実化を避け、ZPF層に共鳴する高周波の選択によって、豊かさの引き寄せが可能になります。
実践アクション：
- 感謝日記による周波数の調整
- 「ありがとう」の発声による場の浄化
4. 自己否定によるZPF層との断絶
ネガティブな自己評価による周波数の低下と不調和の発生を防ぎ、自己受容によるZPF層との再接続を促します。
実践アクション：
- 鏡言葉による自己肯定の強化
- 言い換えによる自己評価の修正
5. 日常行動によるご神事の実践
祈りと感謝を込めた行動によって、意識層とZPF層の共鳴を促し、調和的な現実の創造が可能になります。
実践アクション：
- ルーティンへの感謝の注入
- 行動前の祈りによる意図の純化
詳細解説
本書『人生の壁がパッと消える「量子力学的」仕事術』は、量子力学の原理をビジネスや人生の課題解決に応用するというユニークな視点から書かれています。著者の村松氏は、物理学的な「観測」の概念を意識の働きに置き換え、「現実は意識が創る」という前提のもと、壁を乗り越えるのではなく“消す”というアプローチを提案します。
まず、壁とは外的な障害ではなく、内的な意図が現象化したものであると定義されます。つまり、「お金がない」「時間が足りない」といった状況は、無意識にその不足を観測し続けた結果として現れているというのです。この観測を変えることで、現実も変化する可能性があると説かれます。
次に、視座の転換が重要な鍵となります。物質的な次元での問題解決ではなく、ゼロポイントフィールド（ZPF）という量子物理学で語られる根源的な層に意識を移すことで、自他の境界が曖昧になり、現象そのものが変化するとされます。この視点に立つことで、壁は実体を失い、消えていくのです。
また、感謝や愛といった高周波の感情が、場のエネルギーを変える力を持つと述べられています。ネガティブな感情が現実を歪める一方で、ポジティブな感情は豊かさや調和を引き寄せる。日常の行動に祈りや感謝を込めることで、仕事そのものが「ご神事」となり、自己中心的な意図から離れた創造的な現実が生まれるのです。
最後に、自己批判を手放すことの重要性が強調されます。自己否定は周囲にも不調和をもたらし、現実を閉塞させます。まずは自分を許し、愛することが、調和の第一歩であり、壁を消すための根本的な意識改革となります。
このように本書は、量子力学の理論をベースにしながらも、実践的かつスピリチュアルな要素を融合させた内容であり、人生や仕事における壁に悩む人々に新たな視点を提供してくれます。
ひとこと
読了時、まさに「壁」に直面していた自分にとって、本書の視点は深い気づきとなりました。
実践アクションを日々の行動に落とし込み、意識の変容を丁寧に積み重ねていきたいと思います。
参考資料
- 書籍：
• YouTube（動画）：
- 書評記事：
