【FX/CFD投資 週次報告-104】25年9月22日~9月26日の運用実績

FX

こんにちは、atabowsです。

現在、atabowsは高リスク資産投資のカテゴリーにて、FXのスワップ運用とFX・CFDのリピート運用を行っています。

2006年にFXを始めてから十数年が経ち、試行錯誤の末2022年から現在のスタイルに落ち着きました。各運用スタイルの投資方針やKPIについては、別のブログで詳しく解説していきます。

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今回は、25年9月22日~25年9月26日FX/CFD運用実績について報告します。

本稿では、以下を目的としています。

  • 今週の運用実績を軽く振り返っておきたい
  • 運用実績が運用方針やKPI、月次報告に記載された方針に沿っているか確認したい
  • 毎週の振り返りの中で運用方針との偏差を確認し、翌週の運用方針に反映する

FX/CFD投資の詳しい投資方針やKPIについては、以下のリンクを参照してください。

それでは、本稿の目次は以下となります。

  1. 運用実績(未使用率・運用益)
  2. 口座資産(評価損益・口座清算価値・総資産)
  3. リピート系/安定性の確認
  4. 運用状態
  5. まとめ
  6. おまけ(積極運用における最大損失額について)

運用実績(未使用率・運用益)

それでは、今週の運用実績を振り返っていきましょう。

現在、atabowsが行っている取引は以下の通りです。

  • スワップ系(新興国):TRY/JPY、MXN/JPY、ZAR/JPY(ヒロセ通商
  • スワップ系(USD):USD/JPY(GMO外貨の外貨ex
  • スワップ系(TRY):TRY/JPY(セントラル短資
  • リピート系(FX):USD/JPY他主要6通貨+MXN/JPY(松井証券
  • リピート系(CFD):日本225のCFD(GMO外貨の外貨exCFD

まずは未使用率の確認です(カッコ内は前週実績)。

  • スワップ系:56.5%(58.0%)
  • リピート系:40.9%(40.4%)
    • FX:37.3%(36.7%)
    • CFD:44.8%(44.5%)
  • 合計:45.6%(45.7%

全ての区分で、KPIで定めた未使用率を達成しています。

注:スワップ系の未使用率はヒロセ通商での取引分(新興国)のみとなります。外貨exで取引しているUSD/JPY、およびセントラル短資で取引しているTRY/JPYは、ストップロスを設定した取引を行っている関係上、未使用率による管理は行っていません。

次に運用益を確認します(カッコ内は先週実績)。

  • スワップ系:42,548円(61,323円)
    • 新興国:38,561円(53,720円)
    • USD:3,144円(4,353円)
    • TRY:782円(3,250円)
  • リピート系:5,691円(10,460円)
    • FX:4,192円(3,548円)
    • CFD:1,499円(6,912円)
  • 合計:48,239円(71,783円)

今週の合計運用益は48,239円となり、目安レンジ(38,000~50,000円*)内に収まる結果となりました。
やはり、先週は多くの通貨でスワップポイントが8日分付与された影響もあり、今週はその分の調整が入りました。

また、今週から試験的に裁量取引も開始しました(『週次報告-103』参照)。

初回は売りシグナルに従って売りポジションを取ったものの、ストップロスにかかってしまいました。現在は反転シグナルに基づき買いポジションを構築していて、今後に期待しています。

*注記:運用益合計の目安は総資産に対して月利1.5~2.0%を週ベースに換算した金額

取引口座別の週間利益の推移を棒グラフに、直近3ヶ月(13週)の平均を折れ線グラフで表します。

直近3ヶ月(13週)の平均に関しては、短期的には上下動(好不調)を繰り返しながらも、長期的には右肩上がりになることを想定しています。

口座資産(評価損益・口座清算価値・総資産)

評価損益・口座清算価値・総資産について確認します。ある程度長期的な視点で確認するため、2025年初時点との比較を行います(カッコ内は前週実績)。

  • 評価損益:290円(268万円)
  • 口座清算価:1,186万円(1,164万円)
  • 総資産:1,074万円(1,070万円)

評価損益は、各取引口座の為替差益とヒロセ通商の未実現スワップポイントの合計です。集計時点における未実現スワップポイントは178万円のため、為替差益は112万円(290万円−178万円)となります。

為替はコントロールできないため、差益がマイナスになる時期もあります。ただし、スワップポイントは着実に積み上がるため、投資方針に従って淡々と運用を継続していきます。

注記:総資産とは、口座資産と未実現スワップポイント(SWP)の合計を指します。ヒロセ通商の場合、SWPは毎日口座に反映されるのではなく、ポジションをクローズした場合、もしくはSWP振替を選択した場合にまとめて口座に反映されます。

リピート系/安定性の確認

2024年以降の運用利回りを見ると、リピート系の利回りはスワップ系より低い傾向にあります。このため、リピート系の運用利回り向上に向けた考察を進めます。

ここで、リピート系投資において運用益を上げるための要素としては、以下の3点がポイントとなります。

  1. ボラティリティ:相場次第につき自分ではコントロール不可
  2. 取引単位数量:運用資金に依存、かつ未使用率KPIを守る必要があるため自分ではコントロール不可
  3. 設定レンジの中心付近を維持:安定性が向上し、投資資金の最適な配分の目安となる。追加の投資先についてはある程度コントロール可

ということで、#3の安定性を向上させることで、運用のブレを抑え長期的な利益確保につなげられると考えます。このため、リピート系の各取引において為替レート/日経225の株価の状態を5段階評価(シグナル判定)で確認します。

なお、各取引の評価基準は以下の通りです。

評価FXCFD
5レンジの中心50%内レンジの中心50%内
4レンジの中心75%内レンジの中心75%内
3レンジ内レンジ内
2レンジ上抜けレンジ上抜け
1レンジ下抜けレンジ下抜け

それでは、今週の状況を見てみましょう(カッコ内は前週の判定)。

  • 評価1:なし(なし)
  • 評価2:なし(日経225)
  • 評価3:EUR/JPY、日経225(なし)
  • 評価4:なし(EUR/JPY)
  • 評価5:上記以外

日経225は9月19日に史上最高値の45,763円を記録し、設定レンジを上方向に追加しましたので、評価は3となりました。

一方、USD/JPYについては、為替王さんの秘伝チャートで上昇シグナルが点灯。長期にわたりレンジ相場が続いていたため、上昇エネルギーが蓄積されていると考えられます。引き続き注意深く相場を見守ります。

運用状態

本編の最後に、未使用率とリピート系の為替レート/日経225のシグナル判定を総合的に判断し、運用状態を確認します。

運用状態の定義については、2025年下半期(7~12月)の運用方針を参照してください。

運用状態
  • 未使用率:合計・スワップ系は40%以上、リピート系(FX・CFD)は共に35%以上とKPIを達成(安定期)
  • リピート系:EUR/JPY、日経225のシグナル判定は評価3、それ以外は評価4以上(減速期)
  • 以上より、今週の運用状態は『減速期』と判定する

まとめ

最後にまとめとして、今週の総括および翌週の方針です。

運用方針については、2025年下半期(7~12月)の運用方針を参照してください。

今週の総括

  • 運用状態:減速期
  • 未使用率:全てKPIをクリア
    • スワップ系:56.5%(新興国)
    • リピート系:40.9%(FX:37.3%・CFD:44.8%)
    • 合計:45.6%
  • 運用益:目安のレンジ内に収まった
    • スワップ系:42,548円(新興国:38,652円、USD/JPY:3,114円、TRY:782円)
    • リピート系:5,691円(FX:4,192円・CFD:1,499円)
    • 合計:48,229円
  • シグナル判定:EUR/JPY、日経225は評価3、それ以外は評価4以上
  • 9月の累計運用益:251,371円

翌週の方針

  • スワップ系:
    • (新興国):運用方針のとおり
    • (USD/JPY):運用方針のとおり
    • (TRY/JPY):運用方針のとおり
  • リピート系:
    • FX:運用方針のとおり
    • CFD:運用方針のとおり

atabowsは、FX/CFDによる取引を長期資産運用の一環として行っています。そのためには、

  1. 持続可能であること(とにかく退場にならないこと)
  2. 再現性があること(安定してフロー収入が得られること)
  3. 充実した取引ができていること(ワクワクする取引手法であること)

がとても重要になってきます。そこで、ここでは様々な切り口で、運用方針の見直しにつながるような検証していきたいと思います。

というわけで、今回のお題は『積極運用における最大損失額について』としたいと思います。

過去の検証内容は、こちらの巻末に一覧があります。

はじめに

atabowsは、通常の取引に加え、ストップロスを併用した「ゆったりリピート投資」など、ややリスクを取った積極運用も実施してきました(例:USDスワップ系/週次報告-66)。今回は、これらの積極運用がすべてマイナス方向に進んだ場合、最大損失額がどの程度になるのか、またそれが損出しの範囲内に収まっているかを確認します。

金額および実勢レートは9月27日時点のものを使用します。

最大損失額の算出と積極運用の効果

(1)スワップ系(新興国 – MXN/JPY):『週次報告-84』参照

  • 取引ルール:建玉の平均値(5.647円)より少し上の5.7円にストップロスを設定することで、必要資金約344,000円をリリース
  • 最大損失:ストップロスは建玉平均値より上に設定してあるため、損失はゼロ
  • 積極運用の効果:
    • 25年5月12日から9月27日までの運用期間(138日)
    • リリースした必要資金で購入したTRY/JPYのロット数:140lot
    • 平均スワップポイント:3.4円/lot/日
    • 積極運用による利益:66,640円(140lot x 3.4円/lot/日 x 140日)
    • 月間運用益への貢献:14,290円/月(66,640円 ÷ 140日 x 30日)

(2)スワップ系(新興国 – ZAR/JPY):『週次報告-84』参照

  • 取引ルール:史上最安値(20年4月 5.522円)付近、且つ未実現スワップポイントと評価損失がほぼ同額となるの5.2円にストップロスを設定することで必要資金約311,000円をリリース
  • 最大損失:
    • ストップロスにかかった時点で、最大損失額(311,880円)が発生
    • 但し、25年9月27日時点で未実現スワップポイント328,569円 > 最大損失額につき、実質の損失はゼロ
  • 積極運用の効果:
    • 25年5月12日から9月27日までの運用期間(138日)
    • リリースした必要資金で購入したTRY/JPYのロット数:60lot
    • 平均スワップポイント:3.4円/lot/日
    • 積極運用による利益:28,560円(60lot x 3.4円/lot/日 x 140日)
    • 月間運用益への貢献:6,120円/月(28,560円 ÷ 140日 x 30日)

(3)スワップ系(新興国 – TRY/JPY):『週次報告-99』参照

  • 取引ルール:オリジナル建玉にストップロス(3.0円)を設定することで、最大損失額を確定。その結果浮いた必要資金約797,000円を使ってオリジナルの建玉数と同数の建玉を構築
  • 最大損失:ストップロスにかかった時点で、最大損失額(797,300円)が発生
  • 積極運用の効果:
    • 25年8月25日から順次建玉を構築
    • 積極運用による利益:40,450円
    • 月間運用益への貢献:93,000円/月(1,000lot x 3.1円/lot x 30日)

(4)スワップ系(USD):『週次報告-68』参照

  • 取引ルール:20,000USDを上限にゆったりリピート投資を仕掛ける際、ストップロスを設定することで、最大損失額を確定
  • 最大損失:ストップロスにかかった時点で、最大損失額(302,600円)が発生
  • 積極運用の効果:
    • 25年2月から運用開始
    • 積極運用による利益:58,150円(為替益のみをカウントし、スワップポイントは含まない)
    • 月間運用益への貢献:9,692円/月(58,150円 ÷ 7ヶ月)

まとめ

上記内容を整理すると以下のようになります。

  • 最大損失額合計:1,411,780円(< 25年9月27日時点での運用益:2,101,682円*)
  • 積極運用による利益:193,800円
  • 月間運用益への貢献:123,102円/月

*注:損出し等の一時的な運用損益も含む

最大損失額は運用益を下回っており、仮にすべてのストップロスにかかったとしても、現時点で年間収支はプラスです。

また、積極運用による利益は193,800円と控えめですが、atabowsは「利益のストック」よりも「月間のフロー収入」を重視しています。実際、9月1日~9月27日時点の運用益251,371円のうち、積極運用が占める割合は約50%(123,102円÷251,371円)に達しています。

このままストップロスにかからず、安定した運用が継続できることを期待しています。

投資は自己責任でお願いします。

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