【FX/CFD投資 月次報告-14】24年10月の運用実績(月利2.0%)

FX

みなさんこんにちは。atabowsです。現在atabowsは、FXでスワップ系(高リスク、低リスク)及びFXとCFDでリピート系の投資を行っています。

2009年よりFXを始めてはや十数年、ようやく2022年から今の投資スタイルに落ち着きました。それぞれの投資方針やKPIについては別ブログにまとめていきます。

atabowsのブログは、FX/CFD投資の運用方針や運用実績の記録を残すものがメインとなっていますが、安全資産及び低リスク資産も含めた投資全般についても記録を残していきたいと思っています。

そこで、本記事も含めて、毎月の運用実績は下記のように分析をしていきたいと思います。

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今回は、24年10月FX/CFD運用実績について報告します。

本稿の目的は下記となります。

  • 今月の運用実績を振り返っておきたい
  • 運用実績が、運用方針やKPI、2024年後半の運用方針に沿っているか確認する
  • 毎月の振り返りの中で、運用方針との偏差を確認し、翌月の運用方針に反映する

FX投資の詳しい投資方針&KPIについては、こちらのリンクを参照してください。

atabowsの実際の設定内容については、こちらのリンクを参照してください。

スワップ系の投資方針については、こちらのリンクを参照してください。

リピート系(FX)の投資方針については、こちらのリンクを参照してください。

リピート系(CFD)の投資方針については、こちらのリンクを参照してください。

2024年後半(7~12月)の運用方針については、こちらのリンクを参照してください。

それでは、本稿の目次は下記となります。

  1. 運用方針、KPIの確認
  2. 運用実績(未使用率、レバレッジ、運用益、月利)
  3. 口座資産(評価損益、総資産、口座清算価値)
  4. 獲得利益の推移、投資回収比率
  5. フロー収入 月額20万円達成時期の見通し
  6. まとめ
  7. その他の高リスク資産

運用方針、KPIの確認

まず最初に、初心忘れるべからずと言うことで、運用方針およびKPIを確認しておきます。KPIとはKey Performance Indicatorの略で数値目標を指します。

運用方針
  • 航路を守れ! by ジョン・C・ボーグル
  • KPIの優先順位は、合計の未使用率>>>スワップ系&リピート系の未使用率>>合計の利益率>スワップ系&リピート系の利益率
  • 運用実績が目標値以上になった場合、または未使用率が目標値以下になってしまう場合は追加設定を行わない
KPI
取引方式月利未使用率
スワップ系1.5~2.0%30%以上*
リピート系1.5~2.5%30%以上
合計1.5~2.0%30%以上
*注記:スワップ系の未使用率は高リスク部分に対して

注記:月利および未使用率は集計時点での総資産(口座資産と未確定SWPの合計)に対しての割合と定義しています。

atabowsは、長期的に安定した運用を目指していますので、このあたりのKPIが心地よい値と感じています。

24年8月より、全ての未使用率KPIを30%以上としました。

運用実績(未使用率、レバレッジ、運用益、月利)

それでは、今月の運用実績を見ていきましょう。

atabowsはスワップ系はヒロセ通商セントラル短資外貨exで取引をしています。また、リピート系の内、FXは松井証券、CFDはGMO外貨の外貨ex CFDにて取引をしています。

それでは、まず最初に未使用率を確認しておきます。

スワップ系は36.1%、リピート系は31.9%、合計は33.3%といずれもKPIをクリアしています。

atabowsは、普段は未使用率によってリスク管理をしていますが、月次報告ですのでレバレッジも確認をしておきます。計算式は下記となります。

レバレッジ = “必要金額(実勢レート x 建玉数) ÷ 総資産(口座資産 + 未実現SWP)”

カテゴリー必要金額総資産レバレッジ
スワップ系(高リスク)6,3372,6882.4
スワップ系(低リスク)3,0591,5312.0
リピート系(FX)6,4322,6002.5
リピート系(CFD)4,8382,1862.2
合計20,6689,0012.3
(必要金額と総資産の単位:千円)

今回のレバレッジの計算は、11/2に思い立って計算したことから、11/1の損出し後の金額を使って算出しています。従いまして、必要金額及び総資産額は10/31時点の結果と若干異なりますが、大きな影響はありません。

これをみると、レバレッジは2.0~2.5倍位で運用していることがわかります。

次に運用益です。スワップ系は会社毎、リピート系はFXとCFDの区分けで集計していきます。

スワップ系は月利2.6%、リピート系は同1.5%、合計では同2.0%となり、KPIを達成することができました。

スワップ系に関して、今月もKPI上限以上の結果となりました。但し、今後は新興国通貨も政策金利を下げてくることが予想され、それに伴いスワップ付与率も減少してきますので、取引方針に従い定期的に建て玉を追加していきます。

因みに、スワップ系でセントラル短資の月利が突出して高いのは、建玉の平均レートが5.5円と、実勢レート(24年9月末時点で7.3円)と比べて大幅に低いこと、また万が一ストップロスにあった場合は、取引を手仕舞いするという方針を立てているので、投資資金を定期的に引き出ししているためです。

リピート系に関して、今月はかろうじてKPIを達成することができました。

FXに関しては、7通貨(USD、EUR、AUD、CAD、GBP、NZD、MXN、いずれもクロス円)で取引していますが、約定回数が少なく、今月もKPIを達成することができませんでしたので、損出しを実施するとともに、設定を見直したいと思います。詳しくは、こちらのリンクを参照してください。

一方、CFDに関しては、利回りは2.1%とKPIを達成することができました。設定については取引方針を守っていますので、現状をキープしていきたいと思います。

次に、運用益を取引方式別に見るとこのようになります。直近4ヶ月平均と比較しています。

スワップ系の運用益は108,890円となり、過去最高を記録するとともに、初めて10万円の大台をこえることができました。一方、リピート系は、前述の通りFXは芳しくない結果でしたが、CFDが頑張ってくれたくれたおかげで、リピート系トータルでは75,661円と平均を上回ることができました。その結果、合計としては184,551円と、こちらも平均をアウトパフォームし、先月に続き過去最高を記録することができました。

利回りの推移をグラフにするとこのようになります。

昨年はリピート系(青色棒グラフ)、今年はスワップ系(緑色棒グラフ)がけん引していることがわかります。スワップ系は、今後政策金利の引き下げに伴い減少方向に行くことが想定されますので、建玉の追加による利回り確保を図りつつ、リピート系の利回り改善策を考えていきたいと思います。とはいえ、直近6ヶ月の平均利回り(紫色折れ線グラフ)は横ばいで安定していますので、大きな方針変更は考えていません。

毎月繰り返しになりますが、スワップ系は、ひたすら建玉を構築することで、安定的にインカムゲインを獲得、リピート系は、設定内で繰り返し約定することで、市場の値動きを捉えキャピタルゲインを獲得、という両輪の投資を継続していきたいと思います。

口座資産(評価損益、総資産、口座清算価値)

つづいて、口座資産を見ていきます。

まずは、ウォーターフォールで資産全体の流れを把握します。口座資産および未実現SWPの合計である総資産は、確定している金額です。これに対し、口座清算価値は、総資産に為替差損益を加えたものとなり、為替の影響受け変動します。

為替差損益に関し、先月は円高の影響もあり、為替差損益が8万円と辛うじてプラスの状況でしたが、今月は円安方向に進んだことから、プラス67万円という結果になりました。

従いまして、資産の構図としては、

口座資産 < 総資産 < 口座清算価値

となっています。為替差損益は、コントロールが出来ない部分ではありますが、精神的には、この形(口座資産 < 総資産 < 口座清算価値)が落ち着きます。

次に、未実現SWPと為替差損益の合計である評価損益について、もう少し細かく見ていきましょう。

atabowsは、スワップ系では暴落時に断続的に追加投資を行い、結果的に底値圏で建玉を持てたこと(いわゆるナンピン買い)により、MXN/JPY, ZAR/JPYにおいて大幅な評価益がでています。TRY/JPYは、未だに評価損を抱えた状態ですが、トータルではそれを相殺してかなりの評価益の状態が築けています。
また、リピート系に関しても、レートが円高傾向にあるときに長期保有用の建て玉を持った結果、評価損を薄めることが出来ていますし、円安方向にレンジが外れた場合は、やみくもに追従するということも行っていません。これにより、atabowsは類似の方針で取引を行っている方達と比べて、評価損は少ない運用ができていると思います。

上記を裏付けるデータとして、リピート系の確定損益および評価損益を確認しておきます。金額は、最高額と当月の評価額を表しています。確定損益に比べて評価損益が小さいことがわかります。

本章の最後に、評価損益、総資産、口座清算価値の推移を見ておきましょう。金額は、最高額及び当月の評価損益と口座清算価値を表しています。

評価損益、口座清算価値ともに過去最高に近づいています。今年中に口座清算価値が1千万円の大台に乗ることを期待したいです。

獲得利益の推移、投資回収比率

獲得利益の推移です(カッコ内は損出し実施後の金額、最小益・最高益は月間)。

2009年~2018年
  • 合計:▲137,842円
  • 年平均:▲13,784円
2019年
  • 利回り:10.3%
  • 最少益:▲8,710円
  • 最高益:45,069円
  • 合計:393,012円
  • 月平均:32,751円
2020年
  • 利回り:5.7%
  • 最少益:▲51,738円
  • 最高益:101,228円
  • 合計:212,309円
  • 月平均:17,692円
2021年
  • 利回り:10.2%
  • 最少益:▲66,139円
  • 最高益:40,140円
  • 合計:278,474円
  • 月平均:23,276円
2022年
  • 利回り:10.5%
  • 最少益:11,505円
  • 最高益:82,804円
  • 合計:648,455円 (371,934円)
  • 月平均:54,038円(30,995円)
2023年
  • 利回り:20.1%
  • 最少益:69,894円 / 月利1.1%
  • 最高益:144,000円 /月利2.1%
  • 合計:1,398,323円 (734,805円)
  • 月平均:116,527円 / 月利1.7%(61,234円)
2024年
  • 24年1月:112,026円 / 月利1.6%
  • 24年2月:109,408円 / 月利1.5%
  • 24年3月:128,429円 / 月利1.7%
  • 24年4月:150,121円 / 月利2.0%
  • 24年5月:111,845円 / 月利1.4%
  • 24年6月:128,931円 / 月利1.5%(▲106,669円)
  • 24年7月:138,678円 / 月利1.7%
  • 24年8月:145,161円 / 月利1.7%(▲78,103円)
  • 24年9月:162,049円 / 月利1.8%
  • 24年10月:184,551円 / 月利2.0%
  • 累計:1,371,200円 (912,335円)
  • 月平均:137,120円 / 月利1.7%(82,940円)

累計獲得利益と累計利回りをグラフにします。

10月末時点の24年累計利回りは15.0%と月間利回り1.5%をキープしています。また、金額ベースでも既に昨年の12月累計獲得利益(1,398,323円)に届く勢いです。今後もこのままの好調を続けられるか楽しみです。

次に、累計獲得利益が投資金額に占める割合、すなわち投資回収比率を見てみます。累計獲得金額は2009年からの累積金額となります。

投資回収比率
  • 投資金額:6,934,976円
  • 累計獲得金額:4,163,931円
  • 投資回収比率:60.0%

投資回収比率が100%を超えれば、投資資金をすべて回収したことになりますが、atabowsの場合、約60%の資金を回収済みという状況です。

フロー収入 月額20万円達成時期の見通し

atabowsは、税引き後の金額で、月額20万円をフロー収入のひとつの目標としています。そこで、月額20万円がいつ頃達成できそうかという見通しを見ておきたいと思います。このグラフは、縦軸が月利(%)、横軸は時間を表し、月利が1.3%、1.5%、1.7%、1.9%の場合で、税引き後20万円を得る予想時期をプロットしています。青色が2023年12月末時点の予想、オレンジ色が現時点の予想となります。

現時点の予想としては、2026年9月~2030年1月のどこかで達成するであろう、ということがわかります。2023年12月時点では、もっとも楽観的なケース(月利1.9%)でも2027年10月でしたので、1年以上前倒しの予想が出てきています。はやければ、2年後の今頃には達成できている、かもしれません。

まとめ

まとめとして、今月の総括および翌月の方針です。

今月の総括

  • 未使用率に関して、スワップ系は36.1%、リピート系は31.9%、合計は33.3%であり、いずれもKPIをクリアしている
  • 運用益(月利)に関して、スワップ系は2.6%、リピート系は1.5%、合計では2.0%となり、スワップ系はKPI以上、リピート系および合計はKPIを達成することが出来た
  • 運用益(額)に関して、184,551円となり、過去最高益であった
  • 24年累計利回りに関して、10月末時点で15.0%となった(単純に1.5%/月を積み上げた場合、10月末時点で15.0%が目安)

翌月の方針

  • スワップ系に関して、建玉の追加購入を実施する
  • リピート系に関して、損出しをするとともに、FXの運用方針を見直しする

上記の元となる2024年後半(7~12月)の運用方針については、こちらのリンクを参照してください。

その他の高リスク資産

最後に、その他の高リスク資産の実績を紹介して終わりたいと思います。atabowsは、FXの他に、少額ですがビットコインとレバレッジETFを保有しています。

ビットコインに関して、atabowsはGMOコインで運用をしています。24年2月迄は毎月の積み立て投資をしていましたが、レートが高騰したことから、24年3月以降は毎月の積み立ては行っていません。レートが暴落した際は、スポット買いをするかもしれません。

次に、レバレッジETFに関して、atabowsは楽天証券で運用をしています。こちらは積立投資ではなく相場が下がった時点で裁量購入し、その後はずっと保有し続けてしています。

➡ リピート系(CFD)の原資確保のため、レバレッジETFは5/29に全て手仕舞いしました。短期投資として、暴落時には再投資するかもしれません。

ビットコインとレバレッジETFの保有資産は以下の通りです。

ビットコイン
保有数量平均購入レート投資金額
0.0496BTC3,856,779円/BTC191,360円

この投資に対して、今月末時点での資産を確認しておきます。現在は、ビットコインのみ保有しています。

評価額は、対投資比率272%、対先月比117%となりました。

今後のビットコインの運用方針ですが、ビットコインの所得税は、雑所得で総合課税扱いとなりますので、給与収入と一緒に課税されてしまいます。従いまして、atabowsは、サラリーマンを辞めて給与収入が無くなるまで長期保有する予定です。その時には、評価額が投資額比で100倍くらいになっていると嬉しいですね。

投資は自己責任でお願いします。

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