みなさんこんにちは。atabowsです。現在atabowsは、FXでスワップ系(高リスク、低リスク)及びリピート系の投資を行っています。
2009年よりFXを始めてはや十数年、ようやく2022年から今の投資スタイルに落ち着きました。それぞれの投資方針やKPIについては別ブログにまとめていきます。
今回は、損出しの実施状況について報告します。
FX投資の詳しい投資方針&KPIについてはこちらのリンクを参照してください。
atabowsの実際の設定内容についてはこちらのリンクを参照してください。
スワップ系、リピート系それぞれ10万円を資金とした具体的な設定例はこちらのリンクを参照してください。
損出しとは?
まず最初にFXの課税についてですが、検索するとたくさんの方が解説していますので結論だけまとめておきます。
- 課税方法は申告分離課税が適用。税率は20.315%(復興特別所得税の0.315%を含む)
- 所得は「雑所得」に分類される。給与所得がある人で雑所得が20万円を超えると確定申告をして税金を払う義務が発生する。給与所得がない人でも、雑所得が38万円を超えると税金を支払わなければならない
- 先物取引等と損益通算が可能(商品先物、日経225等の先物取引、オプション取引等)
- 損失の繰り越し控除が3年間可能
今回atabowsが実施する損出しとは2.に関連し、含み損を抱えたポジションを決済させて課税対象分の所得(利益)を減らすという方法です。
基本的には決済した後、同数のポジションを同じレートで買い戻しますので、評価損益は変わりません(手数料分は目減りしますが)
損出し実施のルール
atabowsは損出しを実施するにあたり下記ルールを定めています。
- 年間の確定利益(未確定SWPは含まない)が20万円以上になる場合に実施するか検討するが、必ずしも実施しなくても良い
- 損出し実施のタイミングは6月および12月とする
損出し実施の記録
実際に損出しを実施した記録はこちらになります。
実施日 | 取引会社 | 取引通貨 | Lot数 | 損出し金額 |
---|---|---|---|---|
23年6月 | ヒロセ通商 | TRY/JPY | 9(千) | 212,412円 |
23年12月 | ヒロセ通商 | TRY/JPY | 23(千) | 451,106円 |
663,518円 |
評価損益、口座清算価値、総資産
損出し前後における評価損益、口座清算価値、総資産も確認しておきます。今回の損出し対象はヒロセ通商のTRY/JPYですので、比較はヒロセ通商の口座にて行います。
預託金証拠額:1,900,508円
評価損益:478,594円
未実現スワップ:988,380円
口座清算価値:2,376,779円
総資産:2,888,888円
預託金証拠額:1,449,402円(▲451,106円)
評価損益:959,679円(+481,085円)
未実現スワップ:912,732円(▲75,648円)
口座清算価値:2,406,758円(+29,979円)
総資産:2,362,134円(▲526,754円)
損出し実施前と実施後では、預託金証拠額(口座資産)および総資産が減少します。預託金証拠金は売買損失(526,754円)にSWPの確定分(75,648円)を引いた分、つまり451,106円分減少します。また、総資産は売買損失分の526,754円分減少します。
一方評価損益は同額分(451,106円)増加し、口座清算価値は変わらないはずなのですが、損出し実施前の金額を確認するのを忘れてしまい、データは前日の夜のものしか手元になくレートが動いてしまっているので、口座清算価値は損出しの前後では若干の誤差があります。
実際12月1日に実施した損出し時の取引画面はこちらになります。損出し実施前のキャプチャーをとるのを忘れてしまい、前日の夜の時点での情報となります。。。
損出し実施前
損出し実施後
損出し実施後の建玉購入について
通常損出しを実施した場合、それと同数の建玉を購入しますが、atabowsの設定の場合、損出しをする建玉はそれ以前にストップロスを他の建玉より少し高めに設定しているので、その時点で必要資金を0円にしています。(全体がストップロスにかかる前に建て玉が処分されるので、損出し対象分には必要資金を充てる必要がないという考え)
従いまして、(元々必要金額を充てていないため)損出しを実施した後に必要金額が返ってくるわけではなく、かつ損失を確定した時点で総資産が減額となるため、その分余裕率が下がることになります。
その結果、損出し後の未使用率が18.5%となり、KPIとして規定している新規建玉購入条件である未使用率20%以上を満足できないため、このKPIを満足できるまで新規建玉の購入は見送ります。
注記:但し元々TRY/JPYでレート5.0のところに20lot分の指値を入れていますので、これは継続します。
雑感
atabowsは2023年の6月と12月で合計663,518円の損出しを実施しました。ですが未だに23年12月の損出し実施後の時点でヒロセ通商のTRY/JPYに▲622,899円の評価損があります。これも来年以降の確定利益と相殺して減らしていきたいと思います。
投資は自己責任でお願いします。